1/144Sガンダムをつくってみた
どぉもー、ねこなめこです(平成初期のノリ)!…というわけで(?)今回はとうとうガンダムセンチネルに初挑戦です。"とうとう"とは…自分はモデルグラフィックス連載当時はセンチネルは苦手で、しかし、別冊を読んでドハマりして、模型に対する姿勢が全く変わってしまった"センチネラー"であり、ゆえに思い入れが深すぎて発売されたキットは全く作れませんでした(別冊の「君にも作れる」がつくれず、HGが発売されても"なんか違う"とか言って)。
このままではマズい(←何が)と焦って、10年前に、"全くの素組をつくろう、それならできる、あくまでも究極のEX-Sをつくるトライアルだから"と自分に言い聞かせて素組をして、塗装直前に大スランプになって放置していたものなのです。
素組です
…というか、もうつくれない、とガンプラの半数くらいを処分した中、HGのEX-SとこのSガンダムが残っており、10年後にまずEX-Sの箱を開けたところ未開封で、「今のガンプラブームのなか、未開封のものを開封するのはもったいないな」と思い、センチネルにとりかかれない言い訳をみつけて安心していた(このパターンで妻に頼んでプレバンでゲットしたガンダムMK-Vは押し入れの中death)のに、その後Sガンダムの箱を開けたところ、素組で合わせ目消しまで終わっているではありませんか(←ここで、あっ、そういえば10年前にセンチネルの呪縛を解こうとして素組をしていたかも、と思い出しました(笑))。…10年前の自分に逃げ場を塞がれ、もう言い訳はできない、素組でいいからつくってみようっと。
塗装で試したい
素組ならば、自分にとっての特級呪物であるSガンダムでもつくることができるので、ほんのわずかにディテールアップをしたのみで、だからあとは塗装もこだわったら完成しないし、フツーにつくるぞ、と思っていたのです。
…が、スプリッター迷彩がカッコいいなぁ…とずーっと思っていて、「いやいや、あれはいつかつくる究極のEX-S(←ゼッタイにつくれない(笑))の塗装だから、今回はアルファ任務部隊のリョウ=ルーツののったトリコロール機にしよう、スプリッター機のデカールもないしね、ね!」と自分を説得した(笑)のですが、「でもスプリッター迷彩ってやっぱかっこいいしなぁ…そうだ!、トリコロールカラー機なんだけれど、あれは解像度が低くて、よく見ると青の部分はスプリッターなのかも…、ってことにしよう、やがてつくる究極のEX-S(←だからゼッタイにつくれない)の練習になるしね」…というわけで、ただの素組&トリコロールとするところにスプリッターをしてみたのでした。
自分の好きなようになってしまった
デカールを1セットだけ持っていたのですが、当時物で変色&砕けました。…あーこれは"神様が好きにつくっていいよ"って言ってくれたな、と魯迅の「阿Q正伝」ばりの精神的必勝法の超ポジティブ解釈で、デカールも平常運転(=好きにしました)という感じです。
仕上がりとしてはトリコロールのスプリッター…別冊のEX-Sが、赤を青としていたのがわかる気がしなくもない(つまり色が少々うるさい)、という気もしますが、やっぱカッコいい、と苦労したためか思っています。
感想
最近は昔のキットばかりつくっていますが、このキットはマスキングの手間が恐ろしくかかりました。前作ヴァルヴレイヴVで鍛えたので楽勝…と思ったらマスキングテープをソフトボールくらいは軽く使いました。…けれど、ほぼ素組にもかかわらず、完成させてみると「このキットの出来はいい」って思いました。
キットを買った頃にコレジャナイ、とか思っていた自分の性根が腐っていただけなのかな、と思うほど、このキットをつくってくださった当時のバンダイのSガンダムへの情熱を感じ取れた気がします。
…え、コアファイター?見なかったことにしました(だって塗分けが大変すぎちゃいますもん)