本人訴訟をやってみて
はじめに
「本人訴訟は舐められる」と聞いてはいたけど、やってみたら聞いてた以上でした。体感としてはイジメにあってるようなものでした。同じ被害者を出さないために、何があったかできるだけ書いておこうと思います。
最後に失敗もしてしまったので、(本人訴訟でなければ生じなかったであろうと推測される「失敗」です)他の人が同じ失敗をしないためにも。
あと、自分は過去に弁護士を付けての労働審判を経験してます。
そのときのことと比較して本人訴訟はだいぶ勝手が違うなって印象を持ちました。
まず簡単な経緯を述べておきます。
まず会社に契約更新拒否をされました。いわゆる「雇止め」ですね。
労働局のあっせんを申請しました。
あっせんを被告が不参加として、あっせん終了となりました。
労働審判を申請しました。
労働審判に異議申し立てをして、訴訟へ移行しました。
最終的に「和解」となりました。
解決金を被告が原告に支払いました。
まとめるのが難しいのですが、とりあえず順番に書いていこうと思います。ただ順番に書くということも難しいなと感じているところです。なるべく話があっちこっちいかないように、とは思っていますが、どうしてもそうなってしまうので。
あと、適宜加筆修正をすることになると思います。
※ 労働審判
労働審判はひとことでいうと裁判の簡易版みたいなものです。
審判官、審判員2名の計3名からなる労働審判委員会が審理を行います。
あえて自分の経験だけでいうと1回目の期日で解決金の金額まで労働審判委員会から提案されます(要するに自分の場合2回中2回ともそうでした)。
そして2回目の期日で和解条項を取り決めます。
多くても3回目の期日で終了となるものです。
裁判より簡単なもののような印象を受けますが……実際はそう簡単ではありませんでした……
労働審判1回目期日
それぞれの証拠の原本確認してから……
審判官「答弁書で言っておきたいことあれば」
原告「もちろんいっぱいありますけど、順番に言っていきますか?」
審判官「それはまた書いてきてください」
といったやりとりがありました。
で一応、最低限のこととして被告が主張していた事実の間違いを3つほど否定しておきました。
「こんなこと言ってません」「この言葉はそういう意味じゃありません」などといった感じで。
あとは審判官から「(同僚の)○○さんとぎくしゃくしてたのは事実?」といった質問がありました。
僕は「まあ、そうですね」と答えました。
審判官は「ぎくしゃくで雇止めできるかどうかですね」といったことを言ってました。
驚かれるかもしれませんけど、事実確認のようなことは以上で終わりました。
(実際のちのち弁護士に相談したとき驚かれました。っていうか信じてもらえてない感じでした。でも本当にこれだけでした)。
労働審判委員会から被告への事実確認のための質問にいたってはこちらが把握している限りゼロでした。もちろん自分が退出しているときのやりとりは把握できませんが。
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