茂来学園が2026年開校を目指す中等教育学校。 開校の計画を発表して以来、内外の多くの方から様々なご意見やご質問をいただいています。 「義務教育期間の小中学校だけでいいのではないか」 「なぜ中等教育学校なのか」 「イエナプランによる高校(後期課程)ではどんな学びが行われるのか」 今回のnoteでは「なぜ、茂来学園が中等教育学校をつくるのか」について、準備室長の青やん(青山光一)が綴っていきます。 大日向小学校をつくったワケまずは、少し時間をさかのぼって「なぜ、大日向小学校を
前編はこちらから。 オランダにおける教育施設の在り方について。 村山:昨年の夏には、設立準備室メンバーと一緒にオランダの教育施設を訪問されたとお聞きしました。 望月:オランダの建築って、建築の歴史上、とても重要な位置付けにいるんです。実は今回、初めてのオランダ訪問だったので、そういった建築家たちを輩出するオランダとはどういう国なのか?、そんな建築家たちを生み出す教育とはどういう教育なのか?、さらにはその学校はどんな建物なのか?と興味は尽きず(笑)、まずは憧れの地を体感し
廃校リノベーションという選択について。 既存の校舎が大きな制約になる廃校リノベーションには、新しく建てること以上の難しさがあります。その一方で、地域に愛され、歴史が刻まれ、思い出が詰まった校舎を引き継がせていただく重みと喜び、そこに生まれる地域とのつながりを、私たちは大日向小学校・中学校の活動の中でたっぷりと体感してきました。だから、大変だとわかってはいても「廃校リノベーション」へ再び挑戦することへ、迷いはありませんでした。 旧佐久西小学校の現校舎は、昭和50年に建てられ
このnoteを始めることになったきっかけ。 このnoteでは2026年に開校を目指す茂来学園〇〇中等教育学校(名称未定のため〇〇)設立準備室が考えていること、思い、学校を立ち上げるための具体的な実務などを綴っていきます。 noteを始めるきっかけは、中等教育学校の「開校時期の延期」という苦しく、重たい出来事にあります。 私たちは2022年の夏から2025年開校を目指して準備を進めてきましたが、準備室の体制不全、リソースや経験・情報の足りなさ、大きくなっていく学園全体のバ