クールなINFPって存在します?

お互い好きだしリスペクトはしてるんですけど、そこまで付き合いが深くない(ちょうどいい)人達は、私のことを「クールに見える」と言います。
えっと、私のクールの定義間違ってるのかな。私が思うクールって感情の揺れ幅が少なくて、あったとしても表に出さなくて、淡々と日常を生きている印象なんですが。毎日アワアワして感情に振り回されてる私はクールではないと思う…
他にも男性に「しゃべり方がキツい」(もっと違う言い回しだったんだけど、意味としては大体これで合ってるはず)とか、「犬で例えると柴犬」(猫じゃないんかい)とか、ツンデレとか言われるんですけど、これ全部INFPの特徴からはずれてませんか。

これはかなり昔の話なんですが、「草枕みたいな喋り方をするよね」と言われたことがあります。これは嬉しかった。というわけで、私の考えているくだらないことを草枕の冒頭風になるように、ChatGPTくんに頼みました。


智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。世の中というものはまことにままならぬものだ。ましてや男女の仲となればなおさらである。好ましき男とは縁遠く、意に介さぬ者ばかりが寄ってくる。追えば背を向け、追われれば疎ましく思う。 かくも不条理なこの戯れに、ふと虚しさを覚えるのも無理はない。

私、こんなに美しい日本語話してる?

10代の頃にたくさん読んだ山田詠美、嶽本野ばら、江國香織でもやってみました。

いい男とは縁がなく、どうでもいい男ばかりが寄ってくる。こっちが惹かれれば逃げられ、向こうが来れば興ざめする。まったく、性愛なんてものは滑稽だ。甘ったるい期待を抱いたところで、結局は行き違うようにできている。そう思いながらも、私はまた誰かを選び、誰かに選ばれようとしている(山田詠美風)


恋なんてものは、いつだって悪趣味だ。気に入った男とは決して結ばれず、興味のない男ばかりが熱心に言い寄ってくる。こちらが手を伸ばせば逃げられ、追われれば吐き気がするほど嫌悪する。 まるで出来の悪い恋愛小説みたいに、展開はいつも最悪だ。こんな馬鹿げた茶番に、どうして人は懲りずに身を投じるのだろう。私も、私自身の愚かさにそろそろうんざりしている。(嶽本野ばら風)

好きになる人とはうまくいかないのに、どうでもいい人ばかりが近づいてくる。追えば遠ざかり、 追われれば息苦しくなる。まるで風のように、恋はいつも思い通りにならない。だったらいっそ、 何もかも手放してしまえたらいいのに。そう思いながらも、私はまた誰かのことを考えてしまう。(江國香織風)

こう見ると私は山田詠美と嶽本野ばらちゃんには相当影響を受けている。でも、野ばらちゃんの文章ってですます調が多くなかったっけ? あとちょっとだけ薄めた太宰治みたいなテイストを感じる。

恋なんて、いつだって悪趣味です。素敵だと思う人とはうまくいかず、興味のない人ばかりが熱心に言い寄ってきます。こちらが手を伸ばせばするりと逃げられ、追われると吐き気がするほど嫌になります。まるで出来の悪い恋愛小説みたいに、展開はいつも最悪です。こんな馬鹿げた茶番に、どうして人は飽きもせず夢中になれるのでしょう。私も、そろそろ自分の愚かさにうんざりしています。(ですます調嶽本野ばら)

うーん、ちょっと違うな。

恋というものは、まことにやりきれないものです。好きになった人には見向きもされず、どうでもいい人ばかりが寄ってくる。こちらが必死に手を伸ばせば、まるで嘲笑うように逃げていき、追われるとたちまち息苦しくなる。まったく、なんという滑稽な遊戯でしょう。こんな馬鹿げたことに、どうして私はいちいち心を乱されるのか。いっそ、すべてを諦めてしまえたら、どんなに楽かと思うのです。(太宰治風)

大げさだよ太宰くん。そしてこう見ると野ばらちゃんと太宰治は似てない、と思う(でも全体としては似てる部分があると思うんだ…)

ちなみに私の元の文章はこちらです。

いいなと思う男性とはマッチしない、どうでもいい人からいいねされる、追うと逃げられ、追われると嫌になる。つくづく性愛の世界はバカらしい


こう見ると作家の表現はいかに素晴らしいかを実感出来ますね。しょうもないことを書いてるだけなのに、草枕風にしちゃうと美しいもんね。

クールの話に戻りますが、山田詠美の作品に出てくる人はクールだな、と思います。一歩引いてるんですよね、物事や人から。で、大人になってから考えると、普通の人間は彼らのようになれないんです(つまり簡単に男と寝てはならない)
山田詠美作品に出てくる登場人物(特に女性)は相手から連絡が来なくても平然としてるでしょうし、相手に媚びたりもしないでしょう。
疎遠になってしまった女性は山田詠美っぽい雰囲気だったのに、江國香織が好きでした。彼女は「山田詠美作品はいい女なのよ!ってアピールが苦手」と言っていました。言いたいことはわかります。
ちなみにファンの方には申し訳ないですが、私達は村上春樹が苦手でした。

恋愛というのは、たいていの場合、不条理なものです。気に入った相手とはうまくいかず、特に興味のない相手ばかりが関心を示す。こちらが手を伸ばせば遠ざかり、向こうが近づいてくると途端に気が失せる。まるで出来の悪いジョークみたいに。そんなものに振り回されるのは馬鹿げていると思うのですが、それでも僕たちは恋をするのをやめられないのです。まるで海辺のカモメが波打ち際のパンくずをついばむのをやめられないように。(村上春樹風)

ごめん、カモメの下りがさっぱりわからない。江國香織風の風のようにはわかるけど、カモメって何。

ちなみにあまりの寒さにマッチングアプリのユーザーは一部狂っているようで、昨晩来た初手のメッセージが「おうちで一緒に布団で寝ませんか?」でした。ド直球だな。

「あなたと関係を持ちたい」をまわりくどく言える男性が好みですが、そのような男性はモテるし、これからどんどん減ってくんだろうなと思います。皆ラブレターを書く練習でもしよう。実際に渡さないと思うけど、現代でも誰かを口説くのに役に立つと思います。





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