勝手に未来予想図シリーズ マルチ人材育成編
人口減少社会に必要とされる人間はどんな人だろうか。
コロナ時代にエディ・ジョーンズ氏がチームスタッフの人数が制限される以上,マルチな人間が必要であると言っていたのを思い出す。
役割を明確に分担し,それぞれのスペシャリストを揃えられるのは,多くの人がいるから成り立つことであって,人が少なければ1人がマルチな働きを求められるのは当たり前のことだ。
あくまでこれまでと同等のパフォーマンスを求める場合に限るが。
人口減少社会でも同じことが起こるのではないだろうか。
かつてはお坊さんが医者や教員の仕事もこなしていたように,これからの社会でも様々な場面でマルチな働きが求められる。(というか,多くの職場では既にそうなっている。)
人口増加,高度経済成長期に考えられた様々なシステムはもはや機能しなくなり,それに伴った教育観も通用しなくなると思う。例えば,得意なことや好きなことを何か1つ見つけて,それを伸ばせばいいというような考え方のことである。
現在の社会システムを維持しようとするのであれば,少ない労働者で多くの仕事をこなさなければならない。もちろん機械,コンピュータの力を借りるのは前提で一人一人のパフォーマンスを上げなければならない。
となると,得意なこと,できることは複数ないと。。。
「副業を認める」とかいうのはまさにそれである。
そうしても成り立たなくなって初めて社会システムの変革が必要になるんだろうが,歴史的に考えると戦争や紛争,革命などの結末がまっているのだろう…。
その頃には,現在の社会を支えている人々の多くは居ないんだろうが,今のままで,よき祖先になれるのだろうか。