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腹臥位療法

●目的
 酸素化能の改善
・背側から腹側への肺血流の変化
・背側の横隔膜運動が大きくなり換気量の増加が起きる
・背側に貯留した気道内の分泌物の排出が促進する
・機能的残気量が増加する

●適応と禁忌
適応:人工呼吸器管理中
   P/Fが200~300以下

禁忌:昇圧薬を使用しても循環動態が不安定な症例
   椎体骨折やほかの骨折が不安定なために、体位変換が不可能な症例
   頭蓋内圧が亢進している症例
   妊婦

●注意点・問題点
・チューブ類の事故抜去
・挿管チューブの片肺挿管、閉塞
・チューブ固定テープの汚染による脆弱化
・血行動態の変化
・眼球圧迫に伴う眼球損傷、浮腫
・皮膚の褥瘡、圧挫
・体位変換時の無理な肢位による脱臼
・マンパワーの確保

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