【レバンテ】CEOインタビュー 〜化粧品には人生を変える力がある〜 #創業から未来へのストーリー
レバンテCEOで創業者の藤田 忠雄さん(Chuさん)にお話を伺いました。化粧品業界での経験から得た気づきや、レバンテ創業への道のり、そして最近のMOON-Xとの統合や今後の展望について語っていただきました。
化粧品には人生を変える力がある
――大学卒業後、化粧品業界に入ったきっかけは?
大学卒業後、当時創業4年目の株式会社 ノエビアに新卒入社しました。人を美しくする化粧品業界に可能性を感じたのと、自分自身が何か新しいことに挑戦したいと思い、自身の可能性を発揮できる場所を選びました。
決め手となったのは、創業者と話す中で感じた「この人についていったら人生に何か面白いことが起こるのではないか」という直感です。一度きりしかない人生を面白く過ごしたいと思い、入社を決めました。
――そこからどのような経緯で、レバンテを創業するに至ったのでしょうか
ノエビアでの経験、特に訪問販売の現場で得た気づきが私にとっての大きな転換点でしたね。当時、化粧品は女性にとって「命の次に大事なもの」と言われるほど価値のあるもの。お客様と関わる中で化粧品によってどんどん明るくなっていく姿を目の当たりにし、女性の生活や人生に与える影響の大きさと責任を実感しました。
その中で私が強く感じたのは、化粧品の価格に見合った価値を提供するためには、時代の変化に伴い進化する科学や最新の研究から生まれる、本当に効果のある成分を取り入れていくべきだということです。
40を過ぎた頃に営業から製造企画への配置転換があったことで、尚更その想いが深くなり、女性の夢と期待を叶えていくことが化粧品の使命だと思うようになりました。一度きりの人生で、自分の考える理想の商品を作り、使っていただきたいと思い、2006年に一念発起でレバンテを創業。OEM事業と自社ブランド商品開発をスタートしました。
――現在、たくさんのブランドを展開してらっしゃいますね。
最初に立ち上げたブランドは「ママニック」で、妊婦さん向けの商品からスタートしました。 作ってはみたものの、ネット通販は初めてだったので、最初はどうやって売るのか分からず試行錯誤しました。ブランド名やパッケージ、広告のキャッチコピーまで社内の男3人で夜遅くまで考えました。
その後も、健康や美容に焦点を当てたサプリメント、化粧品ブランドを展開してきました。例えば、2012年に「LITS」で植物幹細胞を取り入れるなど、時代を先駆けて良質な成分を積極的に取り入れてきました。効果があると耳にすると、すぐにお客様へ届けたいと思い商品化するのですが、中には市場に出すタイミングが早過ぎたものもありましたね、時代を先取りしすぎたと言いますか。
現在はNMNを中心とした健康食品ブランド「レバンテプレミアム」や、乳酸菌やビタミン等のサプリメントを展開する「ビオナス」など、メンバーが「この成分はこれから来そう!」と見つけてきてくれた情報を元に商品やブランドを立ち上げることも多いです。
MOON-Xと「共に」成長する未来
――そして2024年、MOON-Xと統合されました。グループへの参画を決めた背景や理由を教えてください。
レバンテが18年目を迎えた頃、ここまで続いたレバンテを私の一代で終わらせるわけにはいかない、今後も長く存続させたいという思いがありました。実は、他の会社との統合のお声がもいくつかあったんですが、レバンテとしての成長が見えずピンとこなかったんです。
でも、MOON-Xと出会い、Shinさんと話す中で、レバンテが成長していく姿が何となく描けてきました。就活の時に感じたような、この人とであれば何か楽しいことが起きそうな予感というか。言葉で説明しづらいですが、MOON-Xとレバンテであれば「共に」成長していけると直感的に感じたんです。
▼MOON-Xとの統合リリース
https://www.moon-x.com/press-release/NE_A9Z6a
ーーどんなところでそのように感じていただけたのでしょうか?
もちろん言葉としての「共創型M&A」はありましたが、それ以上に実際に会って話をする中で伝わってきたものが大きかったです。
統合を検討する際、テーブルに座る人がShinさんだけではなく、毎回いろんな方が来てくれたんですよね。でも、みなさんに共通していたのは、単なる「買収」というスタンスではなく、数字だけじゃない、「本質的に一緒に取り組んでいこう」という姿勢が強く伝わってきたことです。
またレバンテとして存続し続けるには、名古屋にとどまらず全国へ展開するためのノウハウが必要だと感じていました。最初に「ブランドと人の発射台」というMOON-Xのミッションを見た時は、正直「発射台って?」と思ったんですが(笑)、話を聞いていくうちに、自分の中でMOON-Xの発射台から打ち上がるロケットの軌道のイメージと、レバンテの成長のイメージが合致したんです。
――実際に統合した後の変化はいかがですか?
想定通り、ポジティブな変化が次々と起こっています。事業成長のプロフェッショナルたちの知見をお借りすることができるようになったのはもちろん、社員にも顕著な変化が見られます。特に、社外の同世代の人々と関わることで日々刺激を受けて、モチベーションも上がっているようです。
また、アナログだった部分も着実にシステム化されています。一例としては、以前はホワイトボードでスケジュール管理をしていたものが、Googleカレンダーを使うようになり、予定調整がより簡単になるなど、業務が効率化されています。
――統合前後で忠さん自身に気持ちの変化はありましたか?
統合前までは自分が羅針盤となって引っ張っていくという思いが強かったです。でもこれからは、自分が細部まで管理するというよりは、今いるメンバーが前に出て推進していくのを手助けしていこうという気持ちに変わりました。これは信頼関係が築けたからこそだと思います。
MOON-Xという発射台に立っている今は、自分たちのエンジンで飛び立っていくしかないという気持ちです。社内のメンバーが日々成長していくのを見る中で、変化を実感しています。これは親心というか、頼もしいと感じています。
ファッションも変わりましたよ。以前はスーツにネクタイ必須だったんですが、MOON-Xメンバーのビジネスカジュアルな姿を見ていると、自分が浮いているように感じるようになって。以前は考えられなかったリュックを使うようになったり、スニーカーで出社したりして。家族に「どうしたの?」って言われちゃいました(笑)。
「こうありたい」を追求して欲しい 進化し続けるレバンテ
――レバンテのカルチャーについて教えてください。
仕事は目的や目標達成のための手段であってほしいと思っています。「こんな人生を送りたいから、仕事を頑張る」という社員が活躍しています。今後もずっと失ってほしくないのは、誰しも人生一度きりなので「せずの後悔よりする後悔」という姿勢です。「こうありたい」を諦めず実現してほしい。 失敗してもいいから、情熱を持って理想を追いかけていただきたいですね。
ーー自分の理想を追いかけると、学べることも多そうですね
会社のメンバーには、何か知識を教えるというより成功体験を積み重ねてほしいですね。やってみることが大事で、たとえダメだったとしても何か糧が得られるはずです。基本的な考え方だけは伝えた上で、どんどん挑戦してもらいたい。そうすれば、予想もしない成長を遂げてくれると信じています。
――今後の展望を教えてください。
今後はより多くの方に手に取っていただけるような、実店舗での展開を増やしていきたいです。オフライン、ネット上の展開を拡大しながら、将来的にはTVCMにも挑戦したいですね。
ーー最後に、一緒に働きたい人はどんな人でしょうか?
一緒に働きたいのは、プライベートでも仕事でも、常に明確な目標を持って動く習慣のある方です。「どこかに行きたい」「車が欲しい」といった欲求でもいいので、そういった目標の達成に向けて、行動に移せる人。仕事をするということにはさまざまな側面がありますが、突き詰めると「お金を稼ぐこと」も大切な要素の一つです。そしてその稼いだお金をどう使い、どんな価値を生み出すかが仕事の意義にもつながると考えています。そういった目標を持ち、ひたむきに行動できる人は、活躍できると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。現在レバンテでは、下記ポジションで仲間を募集しています!(2024年10月時点)
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