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【太陽】「ヒツジのいらない枕」がお客様に届くまで、サプライチェーンの全工程を管理するSCM #私が太陽で働く理由

「ヒツジのいらない枕」を筆頭に、生活に欠かせない商品を次々と生み出す株式会社太陽の社員インタビュー第5弾。今回は生産から在庫管理、配送までを担当するSCM事業部で部長を務めるTaehyeon(以下、テヒョン)さんと、在庫管理グループマネージャーのTsuba(つば)さんに太陽のSCMチームの魅力や働く上でのやりがいをお聞きしました。

左:テヒョン、右:Tsuba

Taehyeon(テヒョン)/ 太陽 SCM事業部 部長
韓国で生まれ育ち、大学卒業後に来日。日産自動車で生産技術エンジニアとしてキャリアをスタートし、工場の品質管理や設備立ち上げに携わる。その後Amazonへ転職し、Amazon Hub ロッカーや置き配など自社配送の新規サービス立ち上げ、配送センターへのシステム導入を手掛ける。物流倉庫のオペレーション組織のマネジメントも経験。MOON-Xに入社後、2024年10月からは太陽へ出向し現職。

Tsuba(つば) / 太陽のSCM事業部 EC在庫管理グループ マネージャー
愛媛県出身。大学卒業後広島のコールセンターで働き始め、その後故郷の愛媛に戻り市役所職員を経験。さらに製紙工場へ転職し、約13年にわたり受注業務や物流部門で経験を積む。倉庫内のオペレーションから作業管理まで幅広い実務を担当したのち、2024年5月太陽に入社。

▼SCM事業部とは?
SCM事業部では、サプライチェーン全体の最適化に取り組んでいます。商品の調達から倉庫管理、物流、そしてラストワンマイルまでの一連の流れを設計・運用し、効率的でスムーズなオペレーションを実現することをミッションとして、太陽で受注した商品を効率的かつ時間通りにお客様へ確実にお届けするための基盤を支えています。

太陽のSCM事業部はテヒョンさんがマネージャーを兼務しているオフライン倉庫管理グループと、Tsubaがマネージャーを務めるEC在庫管理グループの2つの部門があり、オフライン販売とオンライン販売で分けて管理しています。

太陽を選んだ理由

ーー前職から転職を考えた経緯と、その転職先として太陽を選んだ理由を教えてください。

テヒョン)
前職はAmazonで自社配送に関するプロセスやシステムの導入に携わっていました。その中でふとキャリアを振り返った時に、これまで工場内の管理や品質管理、コスト改善、物流倉庫でのシステム改善など、さまざまな業務を経験させていただいたものの、サプライチェーン全体の流れの管理にはまだ挑戦していなかったことに気づきました。

そこで、業務の全体像を把握し、各プロセスを最適化することでより大きなインパクトを与えることができるのではないかと感じ、転職を考えるようになりました。

中でも、出向元であるMOON-Xを選んだ最も大きな理由は、「スタートアップ企業」だからです。これまでのキャリアを大企業で積んでいたので、その経験を生かしながら、より自分自身の裁量を持って仕事ができる環境を探していました。

スタートアップの中でも、MOON-Xは「ブランドと人の発射台」をミッションとして複数の企業の共創型M&Aを行っていたので、様々な企業でこれまでの経験を生かして活躍できる可能性を感じ、すぐに応募しました。

Tsuba)
私は前職で初めて物流業務を経験した時、その楽しさや奥深さを感じていました。物流は物を届けるためのオペレーションだけではなく、予期しない問題を解決するために柔軟に対応し、効率的なシステムを作り上げる必要があり、顧客満足度やビジネスの信頼性にも直結します。物流が、ビジネス全体を支えているのだと感じて、もっと物流についてしっかり学んでいきたいと思い転職を決意しました。

転職先として太陽を選んだ理由は、「物流」という限られた領域にとどまらず、SCM全体を俯瞰できる環境で知見を深めることで、自身の成長につながると感じたからです。

決め手になったのは、採用面接におけるテヒョンさんの存在です。物流をより広い視点で捉えたくて、大規模な物流倉庫や運送会社も候補に考えていた中で、上司となるテヒョンさんがAmazon出身で、圧倒的な知識と経験を持っていたこと、さらにスタートアップならではの挑戦ややりがいを熱く語っていたのが強く印象に残りました。「物流関連でこんなに経験もあり、すごい方がいるなら一緒に働きたい!」と強く感じ、入社の決め手になりました。


業務内容とやりがい

ーー現在の役割と業務内容について教えてください。
テヒョン)
2023年10月にMOON-Xに入社、2024年10月から太陽へ出向し、現在SCM事業部の部長を務めています。End-to-EndのSCMをすべて統括するとともに、オフライン倉庫管理グループのマネージャーを兼務しています。

私がマネージャーを兼務しているオフライン倉庫管理グループでは、EC以外のお取引先からの受注処理や出荷指示、オペレーションの効率化などに取り組んでいます。太陽の商品ラインナップも増えているので、より効率的に在庫を持つために倉庫側と連携したり、トラックの積載率を上げるための方策などを検討しています。

Tsuba)
2024年5月に太陽のSCM事業部に入社し、EC在庫管理グループのマネージャーを務めています。

EC在庫管理グループは、Yahooショッピング、楽天市場、Amazon、自社サイトといった各モールの受注確認や発注、全体の配送管理を行っています。また、各モールごとに倉庫があるので、倉庫間の在庫バランスを調整することも業務の一つです。

日々の業務内容としては、毎日決まった業務に対応するというよりは、その時々で対応すべき業務を行っています。ミーティングは、部署内はもちろん、ECチーム、営業チーム、CSチームなど社内の様々な役割の方と連携する必要があります。外部の方とのやりとりも多く、輸入代行の企業さんと発注に関してやりとりしたり、倉庫の方と出荷内容やオペレーションについて打ち合わせすることもあります。

〜(参考)Tsubaさんのある日のスケジュール〜
9:30:出社(太陽の時差出勤制度を利用)
10:00:受注管理システムの確認
11:00: 需要予測データの確認・分析
12:00:昼休憩
13:00 :各モールにおける配送遅延確認など
14:00:社内ミーティング
15:00:社外ミーティング
16:00:その他作業
18:30-19:00頃:退勤

担当わけがされていますが、メンバーによっては月2回ほど倉庫に行くこともあります。

倉庫内では、以下の内容を実施しています。
①倉庫スペースキャパシティの確認
②倉庫関係者と倉庫内オペレーション絡みの打ち合わせ(入出荷/返品など)および現場への落とし込みのサポート
③品質確認/検品の立ち会い

ーー太陽のSCM事業部で働くやりがいは、どんな点にありますか。

テヒョン)
私が感じる太陽SCMの一番の魅力は、「商品、情報、お金」をトータルで管理し、それをいかに「見える化」して最適化するか、という点にあります。
太陽はスタートアップなので、まだまだ「見える化」や改善の仕組みが整っていない部分も多いんです。でも、それが逆に面白いところでもあります。ゼロから仕組みを作り、チーム全員で試行錯誤しながら「より良いもの」を形にしていくプロセスには本当にやりがいを感じます。

それに、SCMはEnd-to-Endのサプライチェーン全体をカバーするため、ただ工場を管理するだけではなくて、お客様の手元に商品が届くまでのすべての工程を見ていきます。関わる範囲が広い分、学びも多く、挑戦しがいがある仕事だと思います。

Tsuba)
そうですね。私が入社した当初は、部署に人がいなくて、正直何から手をつければいいのかわからないカオスな状態でした。でも、その分、自分の手で一から仕組みを作り上げていくことができる環境があったんです。普通の会社だと、すでに整備された環境で業務を進めることが多いと思いますが、ここではゼロから考える自由がある。それが自分にとって大きな魅力でした。

とはいえ、現在もまだまだ作り上げている最中で、売上が伸びている中で「ようやく体制が整った!」と思ったら、また新しい課題が出てくるんです(笑)。もちろん大変ではありますが、日々変化する環境にワクワクしますし、その変化に対応していくプロセスにやりがいを感じています。


現在の課題

ーー現在のSCM事業部で課題として感じていることはありますか。
テヒョン)
1つは、日々の業務に追われ、重要な根幹の業務改善まで十分に手が回っていないこと。現在、太陽の売上は急速に成長しています。ありがたい悲鳴なのですが、これに対応できる人手が不足していて、在庫管理や需要予測の精度向上といった根幹の改善が後回しになりがちになっていることにもどかしく感じています。この部分は、他のチームと連携しながら、計画的に解決していく必要があります。

2つ目は、事業の急成長による倉庫の逼迫という物理的な限界です。
現状のままでは将来的な成長に対応できない可能性が高いため、日々の業務をこなすだけでなく、今後の中長期的な戦略を立てて動いていきたいですね。

Tsuba)
まさに今お話いただいた通りなんですが、少人数で業務を回しているので、一人ひとりが「なくてはならない存在」なんです。

それでも、少人数だからこその結束力や、責任感を持って仕事ができるのは、このチームの良いところだと思います。

テヒョンさんがおっしゃっているようにコアな業務改善なども含めた、これからの成長のための整備を考えると、「仲間が増えてくれたらな」と感じています。この環境では、自分たちで仕組みを作り上げたり、課題を解決したりするプロセスそのものがやりがいに繋がります。

これを一緒に楽しめる人がもっと増えたら、きっとさらに面白いチームになると思うんですよね。

チームの魅力・雰囲気

ーー続いて、SCM事業部内の魅力について教えてください。どんな雰囲気ですか?
Tsuba)
堅苦しい雰囲気はなく、事業部みんなで食事に行くこともあります。部長のテヒョンさんは厳しいこともありますが、裏でしっかりフォローをしてくださるので、とても雰囲気は良いです。

テヒョン)
Tsubaさんが言う通り堅苦しい感じではなく、部長である私自身もチーム全体の意見を聞きながら業務を進めたいと思っています。ある領域に関してはTsubaさんが詳しいですし、また別の領域に関しては別のメンバーが詳しいこともあるので、事業部全体で一緒に進めていける雰囲気がとても良いと思っています。

Tsuba)
挑戦したいことがあれば挑戦させてくれますし、その挑戦に対してフォローしてくださる環境もあります。繁忙期にもテヒョンさんがカバーに入ってくださるので、業務が一人に偏ることもありません。

ーーSCM事業部としてどんなカルチャーや価値観がありますか。

テヒョン)
「数字をもとに物事を進める」というカルチャーがあります。発注もオペレーションも感覚で判断することはないので、数字を大事にするということは事業部共通の考えです。

また働き方としては、残業はできるだけしないように心がけています。どうしてもECモールのセールなど繁忙期があるのですが、日常業務を効率化できる仕組みを考えることで、業務自体を減らす取り組みも行なっています。

ーー今後、SCM事業部をどんなチームにしていきたいですか。

テヒョン)

SCM事業部の役割や価値を、社内でより深く理解してもらえるチームにしていきたいと考えています。SCMは「発注して配送する」というイメージを持たれがちですが、「いかに効率的に、時間通りに商品をお届けするか」という点で経営効率やお客様の満足度にも直結する重要な仕事であり、その価値を社内外にもっと伝えていきたいと思います。

Tsuba)

SCMの業務は「こうすればより会社の利益につながるのではないか」といった改善に取り組める部署でもあります。テヒョンさんがおっしゃるように、SCMは多岐にわたる業務を担っているので、そういった面を発信できるような環境を整えたいと思います。


太陽SCMへの応募を検討している方へ

ーー現在募集している、SCM担当と品質管理担当の2つのポジションについて、募集の背景を教えてください。

テヒョン)
まず、SCM担当の募集についてですが、今は日々のオペレーションに時間がかかるため、なかなか戦略的な業務に充てる時間が確保できないという課題があります。新しいSCM担当の方に日々の在庫管理や発注業務などを行なっていただくことで、マネージャーであるTsubaさんがより先を見据えた戦略的な業務に携われる体制を構築したいです。

品質管理担当に関しては、太陽の商品は高価格帯のものが多く今まさに売上も急激に伸びている中で、さらにその品質管理を強化していくため、新たなメンバーに加わっていただきたいと考えています。

ーー今募集中のSCM担当と品質管理担当のポジションについて、それぞれどんな方にジョインいただきたいですか?まずSCM担当についてお願いします。

Tsuba)
SCM担当の方は、目まぐるしく変化する環境に対応できるようなタフな方が向いていると思います。トラブル発生時に落ち込んでしまうと精神的にも辛くなってしまうので、「大変だけれど何とか対応できる!」と前向きに対応して、忙しい中にも楽しさを見出せる方と一緒に働きたいと思います。

ーー品質管理担当はどんな方が向いていると思いますか?
テヒョン)
品質管理は、お客様に安心して商品を使ってもらい、ご満足いただくための重要な役割を担っています。そのため、お客様視点で品質基準を考え、数値データに基づいて課題を分析し、改善策を立案・実行できる方が向いていると思います。
また、一つひとつの判断が直接お客様の体験に影響するため、「お客様に喜んでいただきたい」という想いと責任感を持って取り組める方と一緒に働きたいですね。

ーー最後に、応募を検討している方にメッセージをお願いします!

Tsuba)
私からは「一緒にこのカオスな環境を楽しもう!」と伝えたいです。お互いが助け合えて、忙しい中でも自分の成長に繋がっていると感じられる部署だと思うので、ぜひ一緒に働けるのをお待ちしています。

テヒョン)
今、事業が急成長している中で、今しか経験できない圧倒的に成長できる環境があると思います。チャレンジも必要ですが、成長を求める方にはベストな環境だと思うので、興味のある方はぜひ一度カジュアルにお話を聞きにいらして下さい!

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