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【猫壱】なぜ猫壱の爪切りはこんなに切れるのか?2年3ヶ月の開発秘話に迫る

あけましておめでとうございます!猫壱です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、1月7日といえば「七草粥」が有名ですが、実は「爪切りの日」でもあるのをご存じですか?新年最初に爪を切る日を「七草爪」と呼び、健康を願う風習があったそうです。春の七草を浸した水で爪を柔らかくしてから切ることで、一年の無病息災を祈る習わしがあったのだとか。

ということで(?)、今回は2018年に発売を開始した猫壱のストレスなくスパッと切れる猫用爪切り 日本製の開発ストーリーをお話ししたいと思います。

2024年12月現在累計販売数量 約410,000本を達成!また、Amazon 猫用ネイルケアランキング 第1位(2024年12月27日付)を獲得。さらに現在もAmazonベストセラーを記録する人気商品なんです。

開発のきっかけ

 猫壱の代表製品であるハッピーダイニングシリーズ(脚付食器)やバリバリボウル(爪とぎ)のヒットの後、次にどんな商品を手掛けるべきか模索していました。そんな中、お客さまから寄せられるさまざまな悩みを聞くうちに、特に「猫の爪切り」に関する声が多いことに気づきました。

 当時、市場に出回っている猫用爪切りのほとんどがギロチンタイプか、犬用の爪切りを猫向けにアレンジしたもので、さらに犬の場合は自宅で爪を切る機会が少ないため、実用性よりもデザインを重視したタイプが主流でした。しかし、犬と猫では爪の厚さも違いますし、そういったタイプの爪切りでは猫ちゃんの爪を切るには不便だと感じている飼い主さんがとても多かったのです。

 そこで、どんな悩みがあるのか、どんな爪切りが欲しいのか、さらに詳しくアンケートを実施しました。すると、「バチンという感触が嫌がっているようだ」猫が嫌がるので、とにかく手早く終わらせたい」「切れ味が良くて、持ちやすく、スムーズに使える爪切りが欲しい」といった声が多数寄せられました。これを受けて、本当に猫のためを考えた専用爪切りの開発がスタートしたのです。


800年以上続く刃物産業の町、関市の工場との出会い

 当時市場にあった爪切りの刃の厚みはどんなに薄くても1.9mmで、一方猫の爪は2〜3mmと、猫の爪を切るにはまだまだ厚かったんです。しかし、刃の厚みを薄くすると今度は切れ味が落ちてしまう・・・切れ味を向上させつつ、刃の耐久性を損なわない、高度な技術を要する挑戦だなと感じていました。しかし猫ちゃんの大切な爪を切る大事な道具、だからこそ、品質にはとことんこだわりたい、と「日本製」をコンセプトに始動した爪切りプロジェクトがスタートしました。

 刃物と言えば岐阜県関市!そこで、商工会議所を通して、協力していただけそうな工場に片っ端から電話をかけたのですが、猫用の爪切りだなんて全く相手にされず・・・(涙)しかし、唯一1社だけ私たちの挑戦に耳を傾けてくれた工場が見つかったのです!!こうして、猫用爪切りの開発の一歩が始まりました。

しかし、刃物工場とはいえもちろん猫の爪切りは初めて。猫壱の想いを汲み、新しい技術に挑戦していただき、多くのお知恵もいただき、刃の厚さは0.1ミリ単位で調整しながら何度も何度も試作を重ねること2年3カ月・・・ようやく理想の形の爪切りが完成しました。試作品を使って、飼っている猫たちの爪を切り続けた結果、切った爪の本数は2千本を超えたといいます。


工場の社長さん、そして職人さんたちの、努力が詰まった1品になっています。そんな企業努力が詰まった猫壱の爪切りのポイントは下記3つ!

 猫壱の爪切りのここがスゴイ₍˄. .˄₎


 1. 薄い刃なので抵抗が少ない
 猫ちゃんの爪切りは猫ちゃんにとっても、私たちにとっても、ドキドキな時間だと思います。重要なのは、切るべきところに狙いを定めて、少ない衝撃でスパッとストレスなく切れること。

猫壱の爪切りなら、刃の厚さ1.5mm
通常爪切りの刃にはどうしても厚みが出てしまいますが、厚みをもった刃先で切ると、加える力が厚みの面積に分散します。切れ味を良くする為には、力を集中的に物に与える刃厚が薄い刃先が必要になります。

そのために、丁寧に何度も砥石に刃をあてて刃厚を薄くしています。力の加減が難しく、まさに職人さんの技が活きる工程です。

切る位置を定めやすい
さらに刃同士を止めている「鋲」、通常の爪切りですと視界を鋲が邪魔して、位置が合わせづらい!ということも多いのではないでしょうか。こちらも、薄さにこだわった特注の鋲を使用しています!薄い刃と鋲により、視界を妨げる心配はございません!

2. てこの原理を利用

  猫壱の爪切りには、力を入れずともスパッと切れる、という特徴がありますが、ヒミツは「てこの原理」。「てこ」は、「支点」「力点」「作用点」の3つから構成されていて、爪切りでは、それぞれ下記に該当します。
「支点」:鋲
「力点」:ハンドル部分
「作用点」:刃(爪を切るところ)
 

てこの原理を使用して、なるべく少しの力でスパッと爪を切るには、2つのポイントがあります。
①    支点~力点までの距離を遠くする
②    支点をできるだけ作用点に近づける

この「てこの原理」をふまえ、猫壱の爪切りは①鋲からハンドル部分までの距離を遠く、②鋲から刃までの距離を近くしています。

鋲から刃までの距離を短くすることで、力が逃げていかないことに加えて、鋲からハンドルの親指までの距離が遠いので力が伝わりやすく、軽い力で切れるのです。

3. すべらないハンドル

 猫壱の爪切り、ハンドル部分はプラスチック製ですが、内側にはすべりどめとしてソフトラバーを付けています。また厚みのあるハンドルなので、力を入れやすく安定感も強化されています。 

さいごに


 猫壱の爪切りは機械で製造された後、最後は熟練の職人さんの手で、1点1点微調整をしています。刃の薄さの調整から、表面の加工、角度調整…1つ1つ丁寧に対応してくださっています。猫壱の爪切りの切れ味は、職人さんたちの腕あってこそ、実現できているのです。

猫壱の「ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り 日本製」にご興味をお持ちいただけましたでしょうか?

大切な猫ちゃんの大切な爪を切る道具だからこそ、とことんこだわって作られています。
みなさまに長く、愛される商品になりましたら、嬉しく思います。


▼詳しくは公式サイトや各EC商品ページでご覧ください!


 ☆爪切りが苦手な猫ちゃんには「おちつくネット」の併用がおすすめです

「おちつくネット」Amazon商品ページ
狭い場所を好む猫がネットに入ることでおちついてくれるので爪切りがしやすくなります。メッシュが大きめなので、隙間から爪だけを出して、そのままスパッと切ることもできます。お洗濯ネットなどに比べてコシとハリがあるので、猫を入れやすく、網目も5ミリと大きめなので、ネットの中に猫ちゃんを入れて爪を切るのにも最適ですよ☆

⭐︎「でも爪切りって大変!一体どうやったらいいのかわからない・・」という飼い主さんはこちらの爪の切り方ガイドをご覧ください💁‍♀️

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