血が逆流していたので心臓の手術を受けてみた。
先月はじめに心臓の手術を受けました。
発見から手術まで大体1年要した大手術。
その備忘録として発見から手術を終えての現状を綴ります。
まず肺がダウン
2018年の夏に自宅で呼吸困難になりました。
意識低下、呼吸停止状態で救急搬送。
次に自分の意思が戻ったのは病院に担ぎ込まれてから5日後くらいでした。
病名は重度の肺炎。
すぐに気管切開を行い、人工呼吸器を付けて、治療してもらいました。あの時すぐ治療してもらわなかったらきっとあの世行きだったと思います。
肺炎治療のため、大体5ヶ月近く入院しました。
医師「血が逆流してます。」
長い入院期間中、様々な検査を行う中で、心臓で血が逆流していることが分かりました。
上の図は心臓を簡易的に一つの線にした時の図です。
身体中に血を巡らさせるには同じ方向に血を送り続ける必要があります。
そのためポンプの役割を持つ心臓には四つの弁があります。
心臓が縮む時に弁が開き、膨らむ時に弁を閉じることで血を一定方向に流すことが出来るのです。
さて、私の心臓はどうなっていたかと言うと…
左心室にある③僧帽弁と④大動脈弁の締まりが悪くなり、血の逆流が起こっていました。
病名は簡単に言えば「弁膜症」でした。
さらによく聞けば、④大動脈弁の形が、本来は三つの切り込みがあるところ、先天性の遺伝により一つしかない状態だったのです。
経験したことのない大手術
今まで先天性の持病で手術は何度も経験はありました。ですが、今回は生命の要である心臓の手術。
おかしくなった弁を治すために人工弁というものに付け替える必要があり、一度心臓を止め、心臓を弄り、心臓を復活させ、感染症に最大限の注意を払う必要のある、大手術です。
大変リスキーな手術です。
と何度医者に言われたことか…。
病院側の都合や家族との意思決定などなどで手術を受けるまで一年かかりました。
それでも私としては手術を受けたい理由がありました。
術後だからハッキリした症状の数々
手術を受けた後だからハッキリ分かる術前の症状を上げていきます。
①すぐ疲れる
②食事中の動機と冷や汗
③寝起きが悪い
④血圧の下が30〜40台
⑤自慰が命懸け
④は医者から聞いたことで、弁の締まりが悪いから、圧が極端に下がってしまうそうです。
以上の症状を治したいという思いに加えて、人工呼吸器に頼っている生活を脱するためにも、肺と密接な関係でもある心臓を良くしたかったというのも大手術を受けたかった理由でもあります。
良好な術後
3/9に手術を受け、目覚めたのは3/11。心臓の手術は心臓の動きを見るため1日は眠ったままにするそうです。
術後1週間は夜寝れなかったり、下痢したりとしましたが、それを過ぎるとV字回復している実感を得ました。
以前あった症状はだいぶ軽減され、若返ったっていう実感さえあります。
担当してくださった執刀医さんのお陰で傷口も綺麗に縫ってくださりました。
また、術前の説明では心臓にメスを到達させるために肋骨一本取りますって言われていました。しかし、少し肋骨の軟骨を除去するだけで骨は切らなかったそうです。
理由を先生に聞くと「なんか上手く行ったから」だそうです。
今度の目標は人工呼吸器の離脱
現在は、今後飲むための薬の調整をしています。
それが終わり次第、退院となります。
自宅に帰ったらコロナが落ち着くまで自宅で篭りつつ、人工呼吸器離脱に向けて、徐々にリハビリとかしていけたらと思ってます。
とりあえず、今日の日を無事に迎えられてる事に感謝。