見出し画像

始まりはどこか

物事には全て始まりがあります。
企業の始まり、商品企画の始まり、競争の始まり、仕合の始まり。
始まりを制するものは全体の流れを制することができます。
起点とその後の変化の情報を全て持っていることになるからです。
では始まりとはどこにあるのでしょう。
合気道の技は相手に腕を掴まれたところから始まるように見えますが、掴む前、掴ませる為の間合いや姿勢の取り方が結果を左右します。
更には掴まれるはるか以前、積み重ねてきた稽古時間も結果に影響を与えます。
どこまで遡るかによって使える力は変わってくるのです。
逆に手首を強く握り切られた状態になるまで何の準備もしていなければ死に体だと言えます。

同様に商品企画の起点も仕事の質を大きく変えます。
テーマが決まり担当として指名されたところからスタートと考えればすべてが後手に回ります。
担当が誰になるかわからない状態、どんなテーマで動くかわからない状態から市場をリサーチしている人は、テーマが決まった時には全力で走り始められます。
決まっていないからと待ちの姿勢でいる内は良いアウトプットを出すことはできません。

常在戦場という言葉があります。
常に戦いの中に身を置いているという意識です。
商品企画は担当商品を持つから商品企画なのではなく、常在企画なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?