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問われたことに答える難しさ
これはペンですか?
はい、それはペンです。
英語の教科書に登場する基礎的なやりとりでありながら、実際に使われる場面がほとんどない代表的な表現です。
日常で使うことのない表現ですが、このようにシンプルに問いに答える場面も多くないものです。
頼んでおいた商品企画は進んでる?
いいえ、進んでいません。
こんなに素直に返事を受けることはありません。
「進捗は30%程度ですが、課題があるので明日までにこの情報を整理して相談に伺います」
こんな回答だったら全く問題ありません。
「AとBとで悩んでまして、相談に乗ってもらっていいですか?」
質問に答えていませんし、声をかけるまで悩み続けるつもりだったのでしょうか。
説明の上手い人と下手な人の違いは順番の組み立てにあります。
結論を先に述べて理由を説明されると、最初に求めていた答えが得られるので理由に対して聞く姿勢が取れます。
下手な人は結論に至る前提条件を先に並べなければ納得を得られないと考えてしまいます。
その結果、求める答えの前に言い訳めいた言葉を並べられるので、聞き手はどんな姿勢で話を聞けばいいか分からず混乱してしまいます。
進捗が芳しくなくて困っている時、取り組みが浅く後ろめたい時、結論だけを先に出すのは不安を覚えてしまいます。
だからといって理由を先に並べたところで後ろめたさがダダ漏れになって伝わってしまいます。
そんな時には開き直る気持ちで答えましょう。
No, it isn"t a pen.