あるものでどうにかする
得意料理はなんですか?
この質問で料理スキルが分かります。
昔、テレビCMで得意料理は肉じゃがと言えばモテるという話をしていましたが、何が得意かではなく、得意と言い切れるものがあるかで分かるのです。
得意料理を迷わず言える人は余程のガチ勢を除けばそんなに料理スキルが高くありません。
最近凝ってる料理や好きな料理を上げることはできても、一定以上のスキルがある人は特定のものをあげるのが難しくなるからです。
あるものでどうにかする。
それが料理スキルの高さを示す指標です。
肉じゃがが得意な人が能力を発揮するには肉じゃがの材料が必要になりますが、あるものでどうにかできる人は大根と鮭とカレー粉でも美味しいものを作ってくれることでしょう。
あるものでどうにかするという姿勢は、ないものねだりの真逆です。
それは商品企画の姿勢として捉えるなら、どんなものからでも顧客と顧客価値を見出す力です。
製品が弱いから、価格がたかいから、販路にあっていないから、販促に予算をかけられないから、それらのないものねだりは全て商品企画の敗北の証です。
あるものでどうにかする、それが商品企画に求められる力なのです。
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