【読書感想】太宰、中期の短編は、今のTwitterなのだと思ったりします。
文月ノベルです。読書感想です。
太宰、中期の短編は、今のTwitterなのだと思ったりします。
他愛のない日常のひとこま。
書こう!と力む毎日の中で、
ただ、なんとなく、書いただけの(ああなんて失礼な...)、妄想炸裂の作品。
読んだのはこちら。『I can speak』
ああ、好きだよ、メンタルジェットコースター太宰。
長編の執筆と麻薬に苦しんで心細くなりながら、
苦しさは、忍従の夜。あきらめの朝。
この世とは、諦めの努めか。わびしさの堪えか。
と語りかけつつ、2月の寒い夜、
歌声に恋する見知らぬ女ののんだくれた弟が言う
I can speak English...に、心を打たれる。
はじめに言葉ありき。よろずのもの、これに拠りて成る。
言葉を紡いでこそ、と思う、
何事もはじめに言葉ありき、でハッとする
文学に取り憑かれた作家らしいこの一コマが、すきです。
と、そんな私も、noteの使い方をひとつひとつ覚えてきました。
とは言え、まだまだアマチュア。ゆっくりとYouTubeでも見て、先人たちから学ぼうかな。