漫画「絶対可憐チルドレン」感想(完結作品を語る! #158)
「絶対可憐チルドレン」(椎名高志)
連載期間 2004年8月25日~2021年7月14日(週刊少年サンデー)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
「絶対可憐チルドレン」は、
超能力が存在する現代日本が舞台。
物を動かしたり、心を読んだり、瞬間移動したり、そんな能力を持つ3人の我儘な少女達(「チルドレン」)が主人公。
そして、そんな三人の指揮官の青年がメインキャラクターです。
小学生から物語は始まるものの、すぐに
「10年後くらいの絶望的な未来予測をくつがえす」のが大きな目的となるので、そこまで連載されるのがわかります。
全63巻と長いは長いです。
ただ、名作ですし、個人的に読んで損はないです。
以前、小学生編だけ読んでいて、今回公式アプリで続きを全話読ませてもらいました。
小学生編は、能天気なのがイイです!
下ネタも子供向けなものなので全年齢に見せられます。
と同時に、このマンガの根幹となる部分や登場人物はだいたい出揃います。
中学生編は、人気が高いのも頷ける充実度です!
シリアスな内容とギャグのバランスが神がかってますしテンポ感もいいです。
ちゃんと物語も展開していきますし。
大人でも子供でもないような「チルドレン」も魅力的ですねー。
高校生編は、個人的には充分面白いです!
ただ、中学生編よりシリアス度が高まり、敵との戦いも簡単には決着がつかず、話も一つずつが長くなります。
相対的にギャグ割合は減ります。これはまぁ仕方ないと思うんですけどね~。
とはいえ、
超能力で平行世界に飛び、さらに別の平行世界の自分達みたいな存在まで呼び寄せる話「鏡の国のチルドレン」などは激的に面白いです!
あと、結末に向けメッセージ性も強くなってますね。
そして、結末。
話をどう着地させるか、個人的にはここに注目してマンガを読んでるんです。
今作最大のヒロイン薫と、指揮官の皆本の関係は少年誌だし、良いのではないでしょうか!
父親や、最大の恋敵とも言える兵部とも、これまで経験を踏まえての話をしますし…。
さらに最後の最後、3人の我儘な少女達をバックに60巻分の回想シーンが描かれるんですが、ちょいちょい未来が含まれているんです。
これには最初から最後まで読んできた私は、色んな意味でグッときちゃいました!!
ということで、
超能力マンガ、ギャグマンガ、美少女マンガ、どのマンガ好きにもオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「絶対可憐チルドレン」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’