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漫画「ハピネス」感想(完結作品を語る! #467)
「ハピネス」(押見修造)
連載期間 2015年~2019年(別冊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「ハピネス」は、いじめられっ子の男子高校生が可愛い吸血鬼に血を吸われ不死の吸血鬼になって生きていく話。
全10巻。LINEマンガとネカフェで読みました!
まず、押見先生の作品の中でかなり好きです!
なぜかというと、やりすぎているからです!そして、個人的に言葉を超えてグッときたんです!
とはいえ、ここでは細かく語っていきます。
「惡の華」「血の轍」などでお馴染みの押見先生の人間関係描写はいつもながら思春期爆発で、良くも悪くも訴えかけてくるものがあります!
そして、
吸血鬼になって自分をコントロール出来なくなりそうな場面の表現や、お家芸と言ってもいい心象風景の表現は今作でも見ものです!
ところで、
個人的に今作のヒロインはとてもイイ感じです!
というか、
押見先生の描く女性キャラは可愛いけどややこしいタイプばかりなので比べると…というとこもありますが!(笑)
ちなみに、
可愛い吸血鬼ではなく主人公の同級生で少し内向的っぽい女の子のことを個人的にヒロインとしています。
さて中盤、
国家機関に捕らえられ主人公は人体実験されます。
…そして10年後、ヒロイン視点で話は進みます。
やがて吸血鬼になった主人公とその友人を神と崇める宗教団体の施設へと辿り着きます。
その教団の教祖は子供時代に妹を吸血鬼にされ、その後で子供を3人殺してますし、ヒロインも殺そうとし自ら吸血鬼になりたがっている狂人です!
主人公はというと同時期に施設を脱出し、ピンチに陥ったヒロインを助けます!
いかにも漫画的展開ですがいいとしましょう!
というか、主人公は10年もの間、人体実験されていたわけなんですよね…。
話を戻して、
教祖は主人公の友人の吸血鬼をバラバラにして食べたけど吸血鬼化は出来ず、主人公に血を吸われることを乞います。主人公は血は吸うものの眷属にはせず殺します。
そんなこんなで、はたしてこの物語の結末はどうなるか?と。
ということで、
吸血鬼ものが好きな人、押見先生の作品が好きな人、
映画「ショーシャンクの空に」が好きな人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
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ヒロインを助け、教祖を殺してから5年後。
主人公ではない人と結婚して子供も産み幸せなヒロインと、自分を吸血鬼にした可愛い吸血鬼の脳とともに一般人の血を強引にもらい生きる主人公が描かれます。
良い悪いではなく色々な生き方がありますね。
さらに何年も時が過ぎ、母も死に、ヒロインも死に、
完全復活した可愛い吸血鬼とともに星空の荒野を歩く主人公。
どんな世界でも好きな人と一緒に生きていければ幸せ、なんだろうと思いました!個人的名作でした!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ハピネス」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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