150日目 組織のあるべき姿
課長は自分の課が組織の中で、どういう機能を持つべきか考えさせられます。
組織の中で唯一無二で他部門と機能が重複しないことが重要です。
大企業だと、課の名前は違うけど、やっていいることは同じだったり、似ていたようなことをやっている課が複数存在していたりします。
その場合は、機能を統合させる必要があります。重複していることでの、弊害は結構あります。
同じインプットで同じアウトプットを出すとしても、別の組織が存在していると、プロセスが2通りできてしまいます。
プロセスが2通りあるということは、プロセス通りに進めるための手順書や要領書も2通りできてしまいます。
これは、無駄です。
大企業の場合、個別の小さな尖った技術や製品で勝負するというよりは、他の技術を組み合わせて総合力で勝負することが求められます。
そのため、組織の機能はは細分化されてしまいます。
機能が細かく細分化されていると不要な機能、維持できない機能が発生します。
不要な機能は廃止していけば良いのですが、必要だけど維持できない機能がある場合は、似たような機能を持つ組織と合併し、機能を維持する必要があります。
課長は自分の課のマネジメントをしていく必要がありますが、そもそも自分の課は存在する価値のある課なのかを常に意識し、組織の機能の統合、合併、吸収、切り出しが必要かどうか確認し、あるべき姿を描いておく必要があります。