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桜花幻想 / 裏命


■動画


■歌詞

『桜花幻想』
/春散らし、あるいは落花


春の嵐が過ぎし日の午後
虚ろな枝間の葉、花の留守間
帰らぬひとよ、戻らぬ花よ
さよならの言葉すら言えぬまま

夕涼み、宵泳ぎ、生き紛いの日々に
息をつく、嘘をつく、僕を取り繕う

いつからだろう、振り返れば

花散りぬるを見上げた空に
白み雲の間からひかり差せば
契らぬ先に発ちし貴方の
稚(おさな)き歌聲が耳にひびく

朝霞、昼下り、暦ばかり過ぎ往き
様変わる、空回る、消えない影残る

季節巡り、振り返れば

訪ねつる花衰えぬまま
こころに咲く貴方微笑むまま
片枝(かたえ)の想ひ深く隠して
うつろふ浮世をぞただ生き征く

花散りぬるを見上げた空に
白み雲の間からひかり差せば
契らぬ先に発ちし貴方の
稚き歌聲

この耳に、こころに
今日もひびく

■スケッチ

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