季節の歌 8 竹の宮 2024年6月26日 20:39 いままでに公開した歌(短歌など)からいくつか取りまとめてみました。少し語句を改めたところもあります。凡人の作なので良くなったかどうかはわかりません😅。新しものから並べました。今月の歌…夏の夜を待てど暮らせど来ぬ人は思ひも果てぬ夢の彼方に2024年6月本歌は竹久夢二の…♫「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草の遣る瀬なさ今宵は月も出ぬさうな」(旧作から…)雨の日の一コマ雨の日の 送り迎へは 車にて流るるときを ラヂオなぞ聞き流しつつ 待ちをれば雨音混じり 窓硝子ガラス玉水流れ おぼろなる人影映り 待ち人の濡れにし傘の 匂ひぞ淡き2024年5月長歌形式春風れんげ草幼き頃の思ひ出もそよ吹く風の夢のなか昔を今になすよしもがな2024年3月長歌形式用語解説[よし:方法、〜もがな:願望を表す]春の兆し叢くさむらに蕗ふきの薹たう萌え川岸に菜の花光る今日晴れて明日曇るとも日増しにさやぐ春の訪れ2024年2月自由形式新年を迎ふ朝霧の山に向かひて佇たたずめばくすしき光に心鎮しづまる2024年1月山茶花さざんかの冬の便りとひとつ咲きふたつ咲きてははらり散り落つ2023年12月天高く白馬しらまの山脈やまなみ翔かけゆけば秋空碧く澄み渡りけり2023年10月あきあかね群れ飛ぶ日々も過ぎにけり横雲遠く夕べにたなびく2023年9月朝ごとに開くる窓より風ととも庭の木陰の蟬の涼すず鳴き2023年7月春のメルヘン風光る野に花籠の立ち揺れておやゆび姫は夢見給へり2023年3月「アッシュ」さんとの共作魔法使いにもらった種を蒔くとチューリップが咲き中から親指姫が生まれたというアンデルセン童話。新年あらたまの年は明けぬとこの朝あしたしづけき空に小鳥鳴くかも2023年1月元旦の朝は車も少なく静かです。風かをる金木犀きんもくせいの花の香かに返り見してはまたぞ酔ひぬる2022年10月藤原俊成女の歌…「風かよふ寝覚めの袖の花の香にかをる枕の春の夜の夢」の形を真似た。沈丁花ぢんちやうげの歌吾妹子わぎもこが摘みし一房差しいだし「かぐはしきかな君も香かを召せ」2021年4月生業なりはひに急ぐ小径こみちのわきを見れば気品一本曼珠沙華まんじゆしやげ立つ2020年10月曼珠沙華立つ ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #短歌 #和歌 #長歌 #四季の歌 #季節の歌 8