君と花見酒
桜が咲いたらライトアップされた桜並木を一緒に散歩しようって言うと君は笑って頷いた。
その頃には私もお酒が飲めるからって…
他にも色んな事を沢山話したね。
未来の事を語るのは苦手な僕だけど、何故だか…
君とふたりで歩いていく未来は想像出来たから、沢山ふたりで夢の話をしていたよね。
夢を現実にする為に、君はいつも努力していたから隣にいる僕も負けられないと必死になっていたっけな。
今年も春になって桜が咲いて、美しい姿を見せてくれる。
残念ながら隣に君はいないけど、君とふたりで見た夢を実現出来るように…
僕は毎日励んでいるよ。
上手くいかなくてめげる時もあるけど、そんな時は君の笑顔を思い出すと頑張れるんだ。
いつの日か、大人になった君と…
桜を眺めながらお酒を飲む事も、僕の夢のひとつなんだ。
また、この桜の下でふたり笑い合えるって信じてる。