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珈琲屋はに〜ず・後

メニュー

ねじりんぼ (ツイストドーナツ)プレーン、黒糖、きな粉、抹茶、シナモン。

木の実クッキー大1枚入り

木の実クッキー小袋入り

スノーボール袋入り

珈琲

スペシャルブレンド

ラテ各種

◇◇◇◇◇◇

今日は待ちに待った珈琲屋はに~ずのオープンの日。

クマちゃんは早朝からスノーボールを焼いたり、ドーナツ生地を仕込んだりと張り切っております。

リスさんは、前日までに焼いたクッキーを個包装にしたり、テイクアウト用のカップを確認したり…

8時から、2時間だけ店を開ける予定なのですが…

2人はすでに緊張しています。

開店前にクマちゃんのいとこのこぐまくんが様子を見に来てくれました。

「クマちゃん、リスさん、調子はどうだい?

僕に手伝える事があるなら言ってくれよ?」

「こぐまくん、いらっしゃい。スノーボールの味見してくれる?

甘さがしつこくないかな?」

「こぐまくん、お久しぶりです。私が焼いた木の実クッキーも試食してくださいね」

クマちゃんは、こぐまくんの為にハニーラテを淹れ、

「蜂蜜は、お好みでどうぞ!」と蜂蜜を瓶ごと、こぐまくんに渡した。

リスさんは、小皿にスノーボールと木の実クッキーを盛り合わせてこぐまくんに出した。

「わぁ、この蜂蜜いい香りだなぁ。珈琲と合ってるよ、クマちゃん!

僕もこの蜂蜜欲しいなぁ。

フォームミルクもふわふわでいいね。

スノーボール…溶けたよ。雪だよ。

甘さスッキリだから問題ないね。

珈琲と合ってる!

リスさんの木の実クッキー、サクサクで蜂蜜と木の実の幸せのマリアージュだよ。

ラテおかわりお願いしようかな」

こぐまくんの言葉にふたりのテンションが上がる。

「今からねじりんぼを揚げるから試食お願いね。

次はハニーラテじゃなくてキャラメルラテを飲んでみてよ」

クマちゃんは、温めた油にドーナツ生地を落としていく。

それと同時に牛乳を温めフォームミルクを作る準備。

クマちゃんからエスプレッソの淹れ方を伝授されたリスさんがエスプレッソを淹れる。

ドーナツが揚がるタイミングに合わせて、エスプレッソと温めた牛乳をカップに注ぎ、上からフォームミルクを乗せキャラメルソースをかけていく。

真剣な目つきでキャラメルソースをかけるリスさんを見守るふたり。

キャラメルラテが出来上がるのを確認してクマちゃんが揚がったねじりんぼの油を切り、皿に乗せた。

「こぐまくんは、蜂蜜をかけると思ってお砂糖かけなかったんだけど…」と笑うクマちゃんに、正解と言いながら蜂蜜をねじりんぼにかけていくこぐまくんである。

リスさんが淹れたキャラメルラテを飲み、蜂蜜のプールに浸かったねじりんぼを食べるこぐまくんの表情は幸せそう。

「リスさん、私もキャラメルラテお願いしようかな?」

ねじりんぼにきな粉シュガーをふりかけていたクマちゃんが呟くと…

「私もキャラメルラテ飲む!」とエスプレッソを淹れる準備をするリスさんである。

クマちゃんも、リスさんも珈琲とお菓子が大好きなのだ。

こぐまくんは、珈琲とお菓子よりも蜂蜜が好きみたいだけどね。

3人とも、キャラメルラテを飲んでまったりしてるけど、そろそろ開店準備しなくて大丈夫かな?

店の前に行列が出来てるよ?

先頭にいるのは…

クマちゃんの珈琲友達のマーロウさんだ。

その後に並んでいるのはりすさんの双子の妹のりすこちゃんと友達のうさうさだ。

珈琲屋はに~ずのオープンまであと数分。

珈琲のよい香りと甘い香りが漂ってきております。

みんなは何を頼むのかなぁ?

私はクマちゃんのスペシャルブレンドとねじりんぼの黒糖にしようかなぁ…

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