ボクのママはウサギさん 2

朝1番のボクの仕事…

何だかわかるかなぁ？

それはね…

ママを起こす事なんだよ。

ボクのママはね。

おねぼうさんだからね！

ボクが起こしても中々起きないの。

だから、出せる限りの大声で泣き叫ぶんだよ！！

「ふんぎゃあ～うぎゃ～(ママ、朝だよ？起きて？)」

これを何回か、繰り返すとようやくママは起きるんだ。

「ちょっとー、まだ6時なんだからさぁ、もうちょっと寝かせてよ？」

ここでボクが静かにしたら、2度寝しちゃうから…

もう1度！

「うぎゃ～あ～ぁぁぁ、んにゃああ(ママ、2度寝しちゃダメ！起きて！)」

僕の抗議の声に合わせて猫達も泣き叫ぶ。

「んにゃああ、にゃあぁ(朝ごはんまだ？)」

「もう、あんた達！

わかった！

わかったからあと5分寝かせて！」

ママは布団をかぶると直ぐに2度寝に入る。

今朝は起きる気が全くないようだ。

というのも、昨夜はパパが夜勤だったから帰ってくるのが8時半位なのだ。

いつもみたいに、朝ご飯を作って送り出さなくていいから7時半位まで寝るつもりらしい。

ボクはお腹は空いたし、退屈だし、どうしたら良いのかな？

ママの事が大好きな猫達も、ボクと同じ気持ちのようでママの枕元をウロウロしている。

つまんないなぁ…

ママ、早く起きないかなぁ…

ボクは、近寄ってきたサビ猫と遊ぶ事にした。

ママは、まだ起きる気配がない。

パパ早く帰ってきてくれないかなぁ。

ボクも、猫達もお腹ぺこりんちょなんだよぉ。