まあさんと一緒 バナナ日和
「ママーッ。今日のオヤツ何かなぁ?」
さっきまで粘土遊びに夢中だったはずのまあさんがキッチンに突撃してきました。
「何がいいかなぁ?
まあさんもお手伝いしてくれるの?」
「うんっ!てつだうよ!」
まあさんは手を洗ってエプロンをつけ、三角巾も装着して準備万端、ヤル気満々のご様子。
「何作るの?なに?なに?」
「そうねぇ。
簡単バナナパンケーキにしようかな」
「わぁ。バナナんばななんだね」
まあさんは、バナナの歌を歌いだした。
「直ぐに出来るからね。
まあさんはバナナ潰してね」
ママがボールに切ったバナナを入れていき、まあさんがそれをスプーンを使ってつぶしていく。
潰したバナナはふたつのボールに分けて、ひとつには卵を、もうひとつには片栗粉を入れて混ぜるよ。
「私はたまごちゃんの方をまぜたい!」
まあさんは卵の入ったバナナをまぜまぜ。
「しっかり混ぜたらお砂糖とベーキングパウダーを入れるから、綺麗にまぜてね」
「はーい、ママ」
まあさんが混ぜたバナナパンケーキの素は、トロトロふわふわ。
片栗粉を入れたバナナの方は、ちょっと固め。
「さぁ。これから焼くわよ。
まあさんも焼いてみる?」
ママはテーブルにホットプレートを出してスイッチを入れた。
「温まってきたらバターを溶かして焼いていくの。
お玉で一杯分をのせてみて?」
まあさんは、溶かしたバターのよい匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、そーっとパンケーキ生地をホットプレートにのせていく。
ジュワーッとよい音がしてバナナとバターのよい香りにウットリしてしまうまあさん。
「おいしいにおい!あまいにおいがする」
まあさんは、パンケーキが焼ける様子を確認して、ひっくり返すタイミングを今か、今かと待ち構えている。
「まあさん!今よ!」
ママに言われて慌ててひっくり返すまあさん。
「おいしそう!はやくたべたい」
上手くひっくり返せたまあさんは嬉しそうにパンケーキが焼けるのを待っている。
ママも片栗粉入りパンケーキを焼いてひっくり返している。
「わぁ、ママのパンケーキもおいしそう」
まあさんは焼けるのが待ちきれずに、ひっくり返そうとする。
まあさん!あと少し待って!とママに言われ頬をふくらませている。
「まあさんのほっぺはぷにぷに!」とママにつつかれて、
「ママのほっぺもぷにっぷに」と仕返しをしている。
「あっ!まあさん!
焦げちゃうよ、もうお皿に取ってよーし」
まあさんは、慌ててバナナパンケーキをお皿に取るのでした。
「セーフだね。
美味しく焼けました!」
「やけましたぁ」
「お飲み物は何がいいですか?まあさん?」
「うーん。りんごジュース!ママは?」
「ママはミルクティーかな?」
飲み物を用意したら…
「「いただきまーす」」
ふたりで作ったバナナパンケーキのお味は?
「「美味しーっ」」
卵入りはふわふわで、片栗粉入りはモチモチだったみたいだよ。
簡単に出来るからみんなも作ってみてね。
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