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人生、すでにボーナスステージ突入してるんだって|せいやの自叙伝から
すっかり1月が終わろうとしています
この記事は今年アメリカに引っ越す予定の
ミドサー(35歳)が書いている記事です
今年初めてとなる読書記録は
霜降り明星 せいやの
「人生を変えたコント」
一度イベントで生せいやを見て
声をかけたのですが気さくで
愛嬌たっぷりだったので
本を買うことで応援できたらなと思い
海外旅行のお供にと買いました
書籍の説明でも書かれているように
いじめからの立ち上がりを
芸人さんらしく面白おかしく書かれています
むんちゃん的ハイライトは以下
せいやさんの文章力の高さ
エピローグの重要さ
まずは文章力の高さ
私が文章力に関する書籍を読んで
文章のスキルを上げようとしているから
表現力の引き出しの多さに驚きました
特に印象的なのが
「たとえ」の多さなんです
一例を挙げると、
いじめっ子と対峙して
お母さんが作ってくれたニット帽
(せいやの脱毛症を隠すため)を
ドブ川に放り投げられるシーンがあります
すごく胸が詰まる思いで読んでいたら
突然かの有名なドラマ「花より男子」の
ワンシーンと絡めてくるんです
主人公の牧野つくしが
道明寺にもらったネックレスを
いろんな事情で(好きなんだけど)
返すシーンがあるんですね
返されたネックレスは
道明寺がその場で川に投げ捨てます
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で、やっぱり道明寺が好きだから
道明寺が立ち去った後に
凍てついた川に入って
ネックレスをとりに行って
見つかって安堵して泣くシーンがあるんです
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そこで宇多田ヒカルさんの
「Flavor of Life」が流れるのですが
せいやはこのシーンになぞらえて
お母さんが作ってくれたニット帽を
川に投げられて、悔しくて
とりに行くんですが
結局は汚い川にニット帽が沈んでいったんです
この箇所はニット帽が沈んで悲しいはずなのに
せいやが書いた例えが絶妙すぎて
感情がジェットコースターになりました
これ以外にも要所に
たくさんの「たとえ」が散りばめられていて
引き込まれる文章になっていました
次にエピローグに関して
普段、本を読んでもエピローグまでは
読むことのない私なのですが
短かったこともあり読みました
そこに書いてあったのは
妹の子どもが生まれた時に
人間は生まれた時に周りの人を笑顔にするから
人生の役目はすでに果たしている
だから生きる意味とかは考えずに
与えられた人生のボーナスステージを楽しもう
なかなか興味深い発信だなと思いました
生まれた時点でたくさんの人を
笑顔にしているからこそ
何にも縛られずに人生を楽しもう
そういうメッセージと受け取りました
これはきっとどん底から
這い上がってきた人だからこそ
感じることなのかなと思いましたね
新年1発目にこの本に巡り会えてよかったです