ぽえむの言い分
先日、ふらりと国立近代美術館でやっている、
MOMATコレクション、小特集 ぽえむの言い分に
行ってきたー。
夕方って事もあり、ひとがそれほどいない展示会で、会場で借りた鉛筆の音が、さらさらと響く。
美術については詳しくないし、
当然、いまここでも、何かを論じれるほど、
知識があるわけではない。
詩はもちろん大好きだから、
初めて知った作家の名前を持参のノートに書いていく。
それが、ぽえむの言い分なら、
恩地孝四郎であり、駒井哲郎であり(さらには「人それを呼んで反歌という」)、古賀春江であり、
名前は知っていた瀧口修造だった。
カタログもなさそうだったから、
ちょっとずつ、彼らの本を集めたいと思う。
それから浜田浜雄の絵には、「シュールレアリズムで、→ホドロフスキー?アリ・アスター?映画みたい」だとか、ほかにもノートにはフロッタージュやモンタージュ、コラージュ、なんて文字が汚く羅列されている。
例えば、中本達也や嶋田しづや、中村功の名前とともに。
山田正亮は個展に行ったくらい好きだし、
長谷川利行や佐伯祐三(はイースタン・ユースで知っていた)なども初めて間近で見て、
強く波動を浴びた。
油絵をじっくりと見て、自分の絵の見た方が以前と変わった気もする。
詩と絵について、じっくり考えたいし、
やっぱり美術館って頭の混乱を少しは沈静化させる機能があるよな、と思う。
それで家にある瑛九や岡上淑子の作品集なども引っ張り出してくる。
コラージュもとにかく好きだなぁと。
建築家でいえばオスカー・ニーマイヤーだったり。
今月からはリヒター展もある。
ベーコン展のように、東京で見逃して、豊田美術館まで日帰りで行ったりしたのも、それはそれで面白い経験だった。
ちょっと気の効いた事を書こうとしても、
知識がないので、書けないから、
とりあえずはここまで。
貴重な特集だった。
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