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03/06の雑記

ふとある本を手にする。
ニートだった時期、ずっと歩いていた。
いつか作家になりたいなぁと思いながら、
実際には一作すら書けずにいたし、
DJはやっていたものの、
資金繰りは大変で、
よくCDを売りに行ったりしていたし、
借金もだいぶあった。
けれども歩いていた、その間って、
たくさんの思考…浮かんではあっという間に消えていくから、メモも追いつかない時がよくあった。
そしてそんな歩いていて見ている様を、
小説に書きたいとも思っていた。

ふと手にした本は、
歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術…という。
Amazonは使わないけれど、紹介する為にシェアします。

ゆっくり読んでいこうと思う。

ーーー

ふとツイッターで、曽我部恵一さんが、汚れた血やベティ・ブルーと並べて、別れる決心という映画を紹介していた。

素筋を紹介する体力がない。
ただふらっと今年初めて映画館に行った。
138分、圧倒された。
本当に久しぶりに映画に圧倒された。
もちろんベティ・ブルーや汚れた血は、
僕にとって青春期に心に傷を負うような作品で、
ついつい、愛はひとを狂わせる、等と口走っていた。
けれど、確かに別れる決心もまた愛の映画ではあるのだけれど、
ただただ映画体験…総合藝術などと呼ばれるような、
いまネットで調べると、

各種の芸術の要素が協調・調和した形式で表出される芸術。楽劇・映画など。
goo辞書より

そしてこれは映画でしか体験できない藝術体験だと思った。
そしてその体験が、現代の作品、それも現代の技術によってアップデートされた形でできるとは思ってもいなかった。
超弩級の傑作だった。

ーーー

帰宅してから、悪魔の奴隷を観た。
ホラーは苦手だけど、いまはメロドラマを観る気にもなれず、いま公開中の呪餐を観たいなあと思いながらなかなか観られていないから、
同じ監督の作品を観た。
呪詛というNetflixで観た映画から、
勧められたホラーも観ることにしている。
これがまた怖くて…。

いろいろと観てるなあ。
名前だけは知っていたホラーも。

それからようやくセイント・フランシスを観た。別れる決心とはまた違った意味で、
改めて観たい。
いまじゃなかったな、と思った。

ーーー

それからTverで毎週必ず、リバーサル・オーケストラを見ている。
最初は門脇麦さんが好きだから、という理由だったし、やっぱり門脇麦さんは素敵なんだけれど、ついつい毎回、泣いてしまう。
バンド(このドラマではオーケストラだけれど)、
ひとりで音を鳴らすより、
誰かと音を鳴らすこと。
その信頼や愛情や友情、
誰かと一緒に例えばご飯を食べる事、
何かをシェアする事の喜びに溢れている。

それは例えば誰かには仕事だったりするのだろうし、
こうして文章を公開する事もそうだろうし、
私的にはようやくずっとやってきたイベントを再開する予定になっていて、
それも重なる。

期待と言う言葉を使われるよりは、
信頼の方がいいかな。

それから大好きな友人とやり取りして、
YouTubeやiTunesで見つけた音楽をシェアしてるのもそうだな。

その友人とははたから見たら面白い関係らしく、
ずっと寄り添ってたり、あるタイミングでちょっとした喧嘩をして離れたり、
だけどふとまた横にいる。
ぶつかる時は容赦なくぶつかっているように見えるらしい。
かっこよくて、かわいい、素敵なひと。
いまはその関係に名前などいらない。

ただずっとどんな街でも、一緒に歩いて、
笑ったり泣いたり、
そこに流れている音楽に耳をそばだてていたいと思う。

さ、今日からまた忙しい日々がはじまる。
穏やかに過ごせますように。
また!

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