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クローゼットから飛び出た日

 お疲れさまです。

 今回の内容は、セクシャリティと自傷の話になります。重めです。

 そういった話題が苦手な方は、よろしければ他の記事をお読みください(金沢ひとり旅の記事とかオススメです、ぜひ)。

はじめに

 このnoteを書くかどうか、正直迷いました。ずっと誰にも言えなかったこと、直視したくないことを伝えるのは、すごく勇気が要ります。
 ただ、このことを記憶の中だけではなく文字にして残したい気持ちが勝り、今回こうして書くことにしました。

 これまでのこと、これからのこと、いろいろ書いていけたらなと思います。
 最後まで読んでくれたら嬉しいです。

セクシャリティのこと

 僕は、同性の人の方が好きなんだなと、中学の終わりくらいから感じていました。

 当時はすごく混乱していて、乖離のようなものもあった気がします。

 高校に入るタイミングで、「自分は人と関わらない方がいい」と思い、できる限り人と話さないようにしてきました。何か話しかけられても、自分で聞こえないくらい声が小さくなりました。

 それでも周りは温かく、友達も増え、気づけば旅行の計画を立てて数人で観光に行ったり、ディズニーランドに行ったりしていました。

 それでも話し声は小さいまま、変わりませんでした。

 人と関わるのは楽しくて、怖かった。
 もし自分のセクシャリティを知られたら、相手を傷つけてしまうのではないか、嫌われてしまうのではないかという不安が強く、次第に自傷をするようになっていきました。

自傷のこと

 今思えば、昔から強いストレスがかかると自分で頭をぶつけたり、手の甲を噛んだりしていました。

 それが、高校に入った後、環境の変化によるストレスからなのか、リストカットに繋がっていきました。
 腕を傷つけることで、自分がきちんと罰せられているような気になっていました。
 切った痛みよりも、夏場に長袖を着ないといけないことの方が辛かった。ヒートテックに半袖、みたいな格好でやり過ごしていました。

 現在もまだ続いていますが、バイトでは半袖を着なくてはいけないため、グッと頻度は減りました(少し痕は残っているものの)。

 気分の浮き沈みが激しく、自分をコントロールするのが苦手ですが、自傷を抑えられるようになりたいです。

 来年こそは半袖を着てみたいので。

先日のこと

 つい数日前、一番信頼している大学の友人にカミングアウトしました。
 夜の公園で、電話で、自分でも信じられないくらいボロボロに泣きながら。

 その子は、受け入れてくれた。「友達でいることは変わらない」って言ってくれた。

 すごく嬉しかった。これまで悩み続けた時間が報われた気がした。
 最初にこの子に打ち明けられてよかったと思った。

 翌日以降も、何も変わらないままでいてくれた。そのことが何よりの救いだった。話したら全てがひっくり返ると思っていた。ずっとずっと怖かった。

 2週間経った今も、普通に喋ってます。有難い。

 いつも一緒にいる別の友達に言うかはまだ検討中ですが、いつか言えたらなと思います。

おわりに

 もしカミングアウトしてしまったら、全てが終わってしまうのではないかと思っていました。

 でも、他ならぬその子に話せたことで、むしろ始まりになった気がしています。

 リストカットも、自分で抑えられるようになりたい。

 大学に入って、友達と出逢えて8か月。
 卒業まで、あと3年。 短いな。

 みんなで笑って卒業できますように。

 いつもありがとう。これからも何卒。

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