窓辺の猫
版画、20×30cm
この版画、画面の枠の形が不思議なことになってますが、素材に何を使ったと思いますか?
これ実は、牛乳パックを開いて、内側のコーティング面にニードルで絵を彫ったものなんです。そこにインクを入れてプレス機にかけると、こんな版画が仕上がりました。
パックの外側のラフに開いた感じや、コーティング面のシワや凹凸などが印刷にそのまま現れていますが、これが室内の壁のシミやひび割れのようにも見えてきて、画面に古びた感じの味を出してくれました。
よそ行きの作品ではないですが、なんだか気に入っている一枚なのです。
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