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「わたし」とは、何者ぞ

「わたし」って?

ふと、思った。。。
「わたし」を他者に伝える時に
どう説明をしたら良いのだろう?と。

48歳女性
結婚を考える相手がいる
17年前の事故をきっかけに、CRPSを発症
一時は寝たきり状態となり、心身共に衰弱するも
4年前に現在受けている治療につながり
現在は短時間ではあるものの
ダブルワーク実施中
放送大学全科履修生として、絶賛学び直し中
20数年前からのゴスマニで
基礎看護学が好きすぎる元看護師

…なのかな?

説明が難しいひと

入館証を作るための写真撮影に行った時のこと。
自分の職種やら、所属やら
ちょっとめんどくさいひとなので
説明するのが難しくて。

入館証のために写真撮影してね(超意訳)という
印刷物を提示するひと。←

派遣社員でもないし、病院採用でもない
「研究を手伝うひと」なのでね…。

仮入館証が手元に届くまで
守衛さんのところで手続きが必要なのだけど。
そこでうまく説明ができないかも?と
労働条件通知書を仕事カバンに入れて
持ち歩いているひと。←

こんな風に
職場での身分証明のための説明が
少しめんどくさかったり。

発症してから緩やかに進行して
車椅子生活になり、寝たきりになり。
心身共に衰弱することになって。
今受けている治療につながったことで
4年の経過があるけれど
同世代の女性の6割から8割くらいの活動量で
活動することもできるようになった。

その経過を説明する時も
少し難しかったり。

結婚を考える相手に出会った経緯も
3年前から出会っていたけれど、接点がなく。
相手はずっと想いを寄せていてくれたにも関わらず
わたしは相手を既婚者だと思っていて。←
それから1年待たずして
結婚を考える関係性になるとか。
こちらもまた、説明が難しい。

ダブルワークに至った経緯もまた
説明が難しい…。

なんやかやと、説明が難しいひとなのです。

いろんなことがばたばたと…

そして、今年に入ってから
いろんなことがばたばたと動き出したことで
社会的な環境が一変しましてね。

社会的な立場もまた
「治療中の患者」から少し変化して。
「主治医の見守り下で仕事復帰した看護師」とか
「老親から離れて生活しようとしている娘」とか
「結婚を考えている48歳女性」とか
いろんな立場や役割みたいなものが出てきていたり。新しい環境で過ごす時間が増えてきたり。

少し前なら
環境の変化に対応することが難しかったけれど。
今は余裕が出てきたから?
こころにしなやかさが生まれてきたから?
身近に「言える」ひとがいるから?
大きく変化している状況下にあっても
大きく崩れることなくいられる。

この変化もまた
どう説明したらいいのやら…

「わたし」とは、何者ぞ

人間は多面体である、と言われるけれど。

パズルのピースを集めるような感覚で
「そのひと」が見せてくれた「そのひと」を
そのまま受け止めて。
たくさんの「そのひと」を組み合わせて
「そのひと」を理解しようとするところが
わたしにあって。

・すごくしっかりしているひと
・話を聞いてくれるひと
・自分の意見を言えるひと
・おとなしいひと
・頑張りやさん
・まじめなひと
・いろんなことに気がつくひと
・甘えたさん
・片付けができないひと
・他者を不快にさせないひと

1人のひとには、こんな風にいろんな「そのひと」があって。
ある場面では、おとなしいひとのように見えても
ある場面では、自分の意見を言えるひとに見えたり。

場面や、立場によって
見える/見せてくれる「そのひと」があって。
たくさんの「そのひと」が集まれば集まるほど
理解が深まって。
親愛の情も強く深くなっていくのかな…と。

本人が気づいていない「そのひと」もあるし
他者が気づいていない「そのひと」もある。

「わたし」とは、何者ぞ。

その答えは、1つではなくて。
いろんな「わたし」があって良いのかも。

だけども
社会的に説明する時には
なんと説明しましょうかね…。

と、悩めるっていうのも
良いことなのかも知れない。

いろんな社会的立場がある、ということでもあるから。



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