24「詩」2月に
2月
暗闇に星たちが響いている
金属製の小さく軽やかな音が降り注いでる
耳を澄ませるとかすかに
君の声が聞こえたような
僕はずっと君を見ている
その声が聞こえたような
2月
君は飛行機に乗ったまま
空の高みに昇っていった
その日がまたやってくる
君がいたから
私はいままで
頑張ってきた
遠くにいても君の生き方が
いつも私を励ましてくれた
大切な友
凍てついた大地は
星たちの音を受け止める
音には友の声が込められている
大丈夫
私はちゃんと生きていく
(24年前2月7日
グライダー事故で亡くなった大切な友へ)