Dazzカメラで一日一枚(2024.11.11〜11.17)
2024.11.11
この日聴いたのは、アイルランド出身のインディロックバンド・MADRAのデビューアルバム『NewDad』。最初にジャケットを見たときに感じるであろう透徹されたダークさと美意識の高さが、そのままサウンドでも表現されている。自分が日常的に聴く音楽は、フラットな音像のものを選ぶことが多いのだけれど、このMADRAであったり、近ごろ16年ぶりにリリースされたthe CUREの新譜『Songs Of A Lost World』のようなポストパンク〜ニューウェーブ系譜の音楽を無性に聴きたくなる時期も定期的にやってくる。
2024.11.12
夜勤業務の朝にみた朝日と海。
2024.11.13
リスナーの評判的には1stの方が評価が高いのかなあ、といった印象のあるEDWIN MOSESだけど、個人的にはこの2ndアルバムのサウンドの方が好み。ソウル、ポップ、ロックの3成分が絶妙に相まった、軽やかでピースフルな楽曲群が、聴いていて気持ちをフッと持ち上げてくれる。そしてこのオレンジとグリーンの色合いが印象的なジャケットがとても好き。
2024.11.14
下田・了仙寺の駐車場スペースにオープンした「寿しらぼ三〇二(みまつ)」。下田の老舗寿司店の美松寿司4代目がネタの仕入れと仕込みを行い、食のクオリティを担保しつつ握るのは副業職人たち、という挑戦的なコンセプトに目がいくけれど、ちょっと小腹が空いているときに寿司を立ち食いできるっていうのが、個人的には単純にうれしいかな、と。タイミングをみて、早く食べに行ってみたいお店です。
2024.11.15
発売されてから数日経ち、我が家にも届いた高野寛・随筆集『続く、イエローマジック』。氏のデビューの経緯、YMOの三人に関するエピソード、渋谷系前夜といえるロリポップソニックやオリジナル・ラブとの出会い、クスッと笑ってしまう星野源とのコミュニケーションについて等々。氏の音楽との出会いによって、今日に至るまでの音楽的嗜好が定まった自分的には興味深く読めるところだらけの一冊でした。一日であっというまに完読。
2024.11.16
10日に続いて、娘ちゃんの小学校で行われる持久走に向けて、下田・敷根公園で軽くジョグ。妻には走り方を指南され、自分からは「ペースは落としてもいいから、1.4kmとにかく歩かないで頑張って」と言われて涙目になる娘ちゃん。果たして、本番はどんな走りをみせてくれるのやら...。
2024.11.17
今日の一冊は高野寛・編著『土曜ソリトンサイドB リターンズ』。今見ると、表紙デザインやタイトル文字のフォントの豪快さに圧倒されがち、ではある。NHK『土曜ソリトンサイドB』は放送時大好きでほぼ毎回チェックしていた番組。VHSで録画している放送回の映像はいくつか手元にあるのだけれど、今は気軽に観なおすことができないので、この本を久々に読み返してみた感じ。高野寛氏のデビューシングル「See You Again」の歌詞にBoseたちが手を入れていたスチャダラパー出演回を観返したいのだけれど、Youtubeなどにも転がっていないんだよなあ。"もう2年も 君を笑わせてた僕 / 今日だけは 本当のことを言うよ"というナイーブ指数高めの歌詞を、"2年"を"20年"に書き換えて一気にストーカーソングに変換されたときの苦笑いじみた高野氏の表情が面白かった記憶が残っているのだけれど。