モイモイまかない ~野生ローズヒップティーを作る~
其の一は自転車で20分も漕げば海に行ける場所に住んでいます。9月に入るとある目的をもって海沿いを走ります。
目的とはハマナスの果実狩り。オランダではWilde rozen(野生のバラ)というようですが、ローズヒップ(バラの実)という意味であるRozenbottelで通じるようです。海沿いでは道沿いなどに生えています。砂丘に行けばたんとありますが、National Parkでは植物の採取は禁止されています。
ローズヒップは花を終えた後になる赤い実の総称です。「ビタミンCの爆弾」と呼ばれているそうですね。爆弾って…。
ハマナスの実は平べったい丸っこい形がかわいいです。
これを摘んで、果肉&皮を干せばティーになるというわけです。
中には種がぎっちり。これをほじほじして、綿毛のようなものを取り除いていくわけですが、果肉がベったべったなのでそう簡単には取り除けません。
果てしなく辛気臭い作業なのですが、其の一にとって、このほじほじ作業はZENタイム。オランダ語がわからんちんのTV番組をバックグランドミュージックに、長くなってきた夜をほじほじしながら過ごします。果実がべったべたに付いた手からバラがほのかに香るのも癒し💛。
2週間くらい日干しして…。
ローズヒップティーができあがりました。
3~4個のかけらに熱湯を注ぎます。最初はやや味のついた白湯ですが、しだいにローズヒップ特有の酸っぱさがついてきて、ほんのりバラも香ります。
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