見出し画像

04. はじめてのセミナーで集客の現実を知る

「知らない」ということは、ある意味ムテキです(笑)

【ひとり起業のアンチョコ】
第4回は、私の初めてのセミナー開催の顛末。

  • しくじりと、

  • そこから学んだリアルな現実と、

  • それをどう改善していったのか?

をお話しします。

集客に悩むあなたへ。
お送りいたします。


     

私が起業のためにアメブロを始めたのが、2012年5月。
そしてなんと5か月後の10月には、初めてのセミナーを開催しました。
お話会とかお茶会ではなく、会議室を借りてのセミナーです。

開催を決めたのは8月なので、正確に言うと、「お金もらってやります!」程度の考えでセラピストの看板を掲げてから、たったの3カ月ちょっと。

今思うと、よくやるって決めたよなと。
自分の無謀さにあきれますが、それもこれも無知ゆえ。(別名:おおのぎむちこ)

   

セミナーは当時お世話になっていたヒーラー高田大輔さんとの対談。

高田さんは、2012年時点で開業して20年。HPすら無く、表立った集客は一切していない。クチコミ(紹介制)のみで、年間セッション件数14,000件!
というお方です(^^;
三大設定ヒーリング®の創始者でもあります。(®付いてます! ^^)
   

どうしてそんな大御所さんが、ぽっと出の新人、卵から孵ったばかりのひよっこと対談をしてくれたのか?

その経緯を当時のブログから拾ってくると、

高田さんからは、めちゃくちゃ忙しくて疲れ切っていた会社員のときに、健康のヒーリングを受けていました。
会社員を辞めて開業したということで、三大設定を受け始めたら、「講演会をやりましょう」と。

へ? 意味わかんなーい???

講演会などというものは、功成り名を遂げたその後でやっと(笑)開催出来るものだと思っていました。

「何言っているんだろう、この人は?」と思いながらも、「次回までに企画書持ってきてください」「シミュレーションだと思って書いてきてください」と畳みかけられれば、根はまじめなサラリーマン根性があるので、考えて考えて。持っていってはダメ出しされ(~_~;)

そのうち「私がゲストで出ます」「日程はいつにしますか」と畳みかけられ...。

「いつか」の夢が、「いま」になっていく


「ヤダヤダ!」「ムリムリ!」と抵抗する私に高田さんは、「私が客寄せパンダで出てあげます。10分くらい挨拶して帰りますから、あとは自分でしゃべれるでしょ?」と。

で、ワタシ、言ったんですよね。

「何言ってるんですか!!
わざわざ横浜から来るんだから、10分で帰らないで、最後までいてくださいよ!」

ほんとまあ、いろいろとムテキでした...(^^;


そんなわけで、そこから話は急展開。
2人で「公開対話」と名付けた対談セミナーを開催することになりました。

そして会場を押さえることになったのですが、ワタシ、100名くらい入る会場を第一候補にあげました。
その他、見繕って候補にあげたのも、全部50名以上の会議室。

「ヒーラー高田に失礼があってはならない。ふさわしい会場を用意しなければ!」って、当時考えていたこと、よーく覚えています。

何しろ高田さんは、「1dayで10万円超のセミナー、定員20名が即日満席、増席して40名も完売」というような実績を出されている方。
「100名くらいあっという間に埋まっちゃう!もしかしたら、これでも狭いかも?」って、思ってました。

ですがそこは、さすが開業20年のベテランさん!(と、今ならわかる)
私が出したリストを見て静かにひとこと、

「最初は小さいところから始めましょう」

定員50名の、一番小さい会場を選ばれたのでした。

「え?ほんとにここでいいんですか?」と、何度も聞きましたとも。
そこに決めた後も、満席になったらいつでもキャンセルして変更できるよう、もっと大きい会場に目星をつけていました。


そして、2012年8月18日。
意気揚々と告知!
申し込み受け付けを開始しました。



さあ、申し込みがじゃんじゃん来るぞー!
と、待ち構えていたんですが、

あれ?  

あれ?

あれれ?


申し込みは、ぽつり、ぽつり...


「たとえぽつりぽつりでも、よく申し込みがあったよな」と、今なら思うのですが(笑)

申し込みが殺到して、広い会場に変更!
なんてことは、どうも起こらないみたい???

私の頭の中は「?」がいっぱいでした。


そのくらい無知でした。

なんにも知らなかった。
わかっていなかった。


「最初は小さいところから」と静かに言ったヒーラー高田の偉大さが、じんわりとわかってきたのです。

10万円以上の講座が即満席になる。
だったらこんなに安い金額、申し込みが殺到するに決まってる!

そう思っていた自分の無知さも、やっとぼんやりわかってきました。
「そうか、お客さんって来ないんだな」と(^^;
  
   

起業初心者のみなさん、アタマに叩き込んでください。

集客、なめたらあかん!

そんなカンタンに、お客さんはやって来ないのであーる!


セミナー集客、告知して、2~3記事書いておしまい。
で、「集客できません」って、あたりまえでしょーが!!

集客できないのは、まず第一に発信量が少ないから。

内容がどうしたこうしたの前に、そもそも知られていない。
開催すること自体を誰も知らないんだから、誰も来るわけがない。
    

「そんなに毎日書いたら、うっとうしいんじゃないか?」「嫌われるんじゃないか?」とか、なぞに悩む人が多いんですが。

セミナーなんて、受付終了まで毎日毎日、案内を続けてやっと振り向いてもらえるもの。
あのキングコング西野さんだって、毎日毎日、告知し続けてます。
そしてこう言ってます。

多くのサービス提供者は、販売情報をターゲットに一回伝えただけで「このお客さんには宣伝したよな」で宣伝を辞めちゃうんです。

告知を辞めちゃうんです。

1回目の宣伝では買わなかった人でも、2回3回と宣伝を聞くうちに「買おうかな」という気持ちになってくれることがあるのに。

「しつこさ」が圧倒的に不足しているんです。

雨の日も風の日も、病める時も健やかなる時も、毎日淡々と告知できる人って、ほとんどいないんです。

僕、集客とか販売とかが結構得意な方だと思うのですが、そんな僕から言わせると集客や販売って「情報(ノウハウ)1割、しつこさ9割」です。

   

西野さんのおっしゃる通り!!

情報1割、しつこさ9割!
雨の日も風の日も、病める時も健やかなる時も、

あらゆる切り口で、「来てねー!」を発信し続けました。
他にやることが無かったから、というのもありますが(笑)
   

「こんなセミナーです」「こういう理由でやることにしました」という定番記事だけじゃなく、ほんと、あらゆる切り口で書いてます。
とにかく集客もビジネスも、わかってないことがわかってない状態。思いつく限りのことを書いてました。

   

あのころの私は今ほど図々しくはなく(笑)
人前に出るのは大のニガテ。
セミナー開催が正式決定したとき、思わず「まじ吐く」と言って、ヒーラー高田に大爆笑された。そんなことも全部、書き、


セミナー1週間前には、緊張のあまり、真剣にバックレようと思ったりもし、でも、「緊張のあまり吐こうとも、当日、這ってでも行きますから!」とか書いてるし...


当日、1階の大ホールで、モー娘。のコンサートがあるとわかれば、こんな記事も書きました。


100名なんて、あっという間に埋まるものだと思ってた。
でも、現実はそうじゃない。

そうわかってからも、不思議とショックや落ち込みはなかったです。
   

なぜかというと、

そんなことを考える余裕すら無かったから!!(笑)


アタマの中にはセミナーのことしかない。
もうひたすら、セミナー開催にむけて一直線!

告知した8月18日から、セミナー前日10月7日の夜まで2カ月近く!
ほぼ毎日、ブログで、「やってるよー♪」「来てねー!」を書き続けました。

誰に教わったわけでもない。
仕事って、そういうものだと思ってました。

それに、なんだかんだ言っても、それはそれなりに楽しかったんです。


今回、この記事を書くために、昔の記事を読み返してみたんですが。

「いやー、結構いいこと言ってるよね?」
「これ、おもしろいじゃん!」

とか思っちゃいました。自画自賛(^^)/


集客のゴールは、満席にするテクニックを身につけることじゃない。
集客が楽しくなることです!


毎日書いているうちに、テーマはどんどん掘り下げられていくし、自分の理解も深まっていく。
あーでもないこーでもないと、趣向をこらして、ひねりを加えて書いているうちに、どんどん楽しくなっていったのです。
   

起業したてのほやほやでこの経験をしたことは、本当に本当に良かった。大きな財産になりました。

「集客なめんなよ!」が身に染みてわかった。
そして何より、「受付終了まで毎日告知し続ける」ということが、自分の中のあたりまえ=スタンダードになったから。


とは言え!

10年経って、さすがに私も成長しています。
今の私だったら、こんなやり方は絶対にしません。

改善命のメカニック。
「どうしたらもっとラクに出来るのか?」
常にそれを考えていますから。マジで!(笑)
   

じゃあ、何がしくじりポイントなのか?
今ならどうするのか?
   

ここから先は

1,382字
月額課金ではなく一度だけ800円。【ひとり起業のアンチョコ】すべての記事が読めます。

ごくふつうの人が、なんの知識もなく起業して、あたりまえに失敗して(笑) そこからどうやって「好きな仕事で食っていく」を10年以上続けられる…

この記事が参加している募集