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文白堂文様帖はBASEにて和柄素材データのダウンロード販売をしています。 古典資料に基づいた伝統的な文様を、現代のクリエイターが使いやすい形で提供することで、より文様に親しんでもらえる環境づくりの一助になればと、このサイトを立ち上げました。 そのため、データ販売だけに留まらず、文様の意味や歴史背景の解説やコラムも充実させました。 また、一般的に名前の知られていない文様も多くあることから、名前だけでなく見た目や用途、季節、時代などから検索できるようにしました。 膨大な歴史に寄り添う形で、様々な文様が日本にはあります。 すべてを網羅するには途方もない時間がかかりますため、まだまだ不揃いな形ではありますが、このサイト公開させていただく運びになりました。 必要なデータを1点から、制作時間を考えるとリーズナブルな値段設定でご提供しています。 ご購入いただいたデータは個人・商用利用問わずご使用いただけます。 メイン使用の場合はクレジット表記をお願いしておりますが、キャラクターの背景や衣装、チラシやパッケージの挿絵など、メインでの使用でない場合はクレジット表記や利用申請は不要です。詳しくは利用規約をご確認ください。 データはクリエイターが使いやすい形のjpg・png・psd・svg・pdfを同梱しています。
とくに近年需要の高いSVGデータはベクター形式のため、カッティングやレーザー刻印にも応用できます。また、Canvaといった無料アプリでも色変更などが可能で、とても便利なデータ形式です。 大きさや色変更、組み合わせなどご自由にアレンジしてご使用ください。 本サイトを通して、日本の伝統的な文様の美しさに親しんでいただき、より広くご活用いただけるきっかけとなりましたら幸いです。 令和六年九月吉日 文白堂文様帖 拝

  • 麻の葉‐あさのは‐ ※サンプル

    ※このデータはサンプルとしてnoteで無料配布しています。 https://note.com/monyocho/n/n19ed53248572 「麻の葉(あさのは)」は幾何構成模様のひとつで、六角形に二等辺三角形を充填させた文様です。 主として連続文様をさし、「麻の葉繋ぎ(あさのはつなぎ)」とも呼びます。形状が植物の麻の葉の形に似ていることからこの名がつきました。 文様自体は古くからあり、平安時代の仏像にも装飾がみられます。江戸時代には女性のあいだで流行し、麻は成長が早くまっすぐに伸びることから、子供の産着や下着の文様にも使われました。 この麻の葉はシンプルで基本的なものですが、他にも変形種や表現方法が多くあります。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 藤井建三「格と季節がひと目でわかるきものの文様』世界文化社(2009) 木村孝「きもの文様図鑑」ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    50円

  • 錐彫格子‐きりぼりごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「錐彫格子(きりぼりごうし)」の「錐彫(きりぼり)」とは、伊勢型紙や染形紙などの型紙に半円筒形の彫刻刀を回転させ丸い穴を連続して彫り、柄を作る技法です。 とても小さな穴の部分は防染され生地色になり、単色で染められているため遠目からは無地に見えるのが特徴です。染められた生地は「江戸小紋(えどこもん)」の名で親しまれています。 本帖ではその錐彫でできた、丸い穴で構成される図案をデータで再現しました。 参考文献 高田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007) 加茂瑞穂『ニッポンの型紙図鑑』青幻舎(2020) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 障子格子‐しょうじごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「障子」とは、本来方形に組んだ木の枠に和紙を張った建具のことです。「障子格子」はそれを意匠化したもので、様々な種類があります。 参考文献 中島泰之助『別冊 日本の文様③縞・格子』光琳社出版(1978) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 格天井‐ごうてんじょう‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「格天井(ごうてんじょう)」とは、本来方形に組んだ木の上に板を張った天井のことです。神社仏閣に多く、間の部分にはその時代の雰囲気を表す花の絵などが描かれています。 ここでは、その天井画のように様々な絵を格子のかなに収めた格子文様をいいます。 他のパーツ等と組み合わせてお使いください。 礼装の帯や着物に多く用いられています。 また、桃山時代に舶来した更紗裂で、格子のなかに文様が入っているものを「格天井(ごうてんじょう)」と分類することもあります。 参考文献 藤井建三『日図 日本の文様Ⅱ』日本図案家協会(2007) 藤井建三『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社(2009) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 千鳥格子‐ちどりごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「千鳥格子(ちどりごうし)」は「ハウンドトゥース(Houndstooth)」とも呼ばれ「犬の牙(いぬのきば)」の意味があるように、チェックを構成している一つ一つの柄が犬の牙の形をしている格子文様です。 イギリス発祥の格子柄で、日本では千鳥が連なって飛ぶ姿に似ていることからこの名がつきました。千鳥とは冬の水辺にあらわれる小さい鳥の総称で、「千取り」の語呂合わせから「千の福を取る」という言い回しや、「荒波と一緒に乗り越える」という意味が込められていることから、勝負祈願や家内安全の意味があります。 日本に伝わった年代は不明ですが、千利休が愛用していた名物裂に千鳥格子に似た文様があり、「利休間道(りきゅうかんどう)」と呼ばれていますが、若干違いがあるため本項では別文様として扱います。 もともとは綾織りの縞でしたが、プリントパターンにも採用され現代に至ります。 フランスでは、鳥の足あとに見立てて「ピエドプール(pied de poule)」とも呼ばれています。 ウールのジャケットや、コート、スーツなどに用いられています。 「千鳥格子(ちどりごうし)」はタイルのように同じ形で敷き詰められる「入替(いれかわり)」「平面充填(へいめんじゅうてん)」「テセレーション」の一種です。 参考文献 長崎巌『明治・大正・昭和に見る着物文様図鑑』平凡社(2005) 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 中川ちえ『七緒 文様のふ・し・ぎ』プレジデント社 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    300円

  • 播磨屋格子‐はりまやごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「播磨屋格子(はりまやごうし)」は8本の横縞で「は」2本の縦縞で「り」変体仮名の「ま」で「播磨(はりま)」を表した格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の中村吉右衛門(なかむら きちえもん)の名にちなんで作られ、流行したことからこの名がつきました。「播磨屋(はりまや)」は中村吉右衛門の屋号です。 構成方法は数種類ありますが、本柄は上下どちらでも使えるものを採用しています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 熊谷博人『江戸文様こよみ』朝日新聞出版(2015) 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 中村格子‐なかむらごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「中村格子(なかむらごうし)」は漢字の「中(なか)」と3本と3本の格子で「六(む)」ひらがなの「ら」で「中村(なかむら)」を表した格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の中村勘三郎(なかむらかんざぶろう)の名にちなんで作られ、流行したことからこの名がつきました。 線を6本にするなど、構成方法は数種類ありますが本柄は上下どちらでも使えるものを採用しています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 熊谷博人『江戸文様こよみ』朝日新聞出版(2015) 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 三津五郎格子‐みつごろうごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「三津五郎格子(みつごろうごうし)」は3、5、6本の縞を直角に交差した格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の三代目坂東三津五郎(ばんどうみつごろう)の名にちなんで作られ、流行したことからこの名がつきました。 また、「三津五郎縞(みつごろうじま)」という3筋の縦縞と大の字形を並べた縦縞を交互に配した縞文様も存在します。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 団七格子‐だんしちごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「団七格子(だんしちごうし)」は「団七縞(だんしちじま)」ともいい、縦が一寸二分、横が一寸の格子文様です。細身に見えるように少し縦長になっています。弁慶格子文様と同じですが、柿色が特徴です。 役者好みの文様で、歌舞伎の演目『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の団七九郎兵衛(だんしちくろべえ)の帷子の柄が流行したことからこの名がつきました。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 市村格子‐いちむらごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「市村格子(いちむらごうし)」は1本の横縞と6本の縦縞格子の中に「ら」の文字を配して「一六ら」と読ませたた格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の十二代目市村羽左衛門(いちむらうざえもん)が好んで用いて流行したことからこの名がつきました。 構成方法は数種類ありますが、本柄は上下どちらでも使えるものを採用しています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 六弥太格子‐ろくやたごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「六弥太格子(ろくやたごうし)」は三升つなぎの格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の八代目市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)が狂言の岡部六弥太(おかべろくやた)に扮した際に着用した裃の柄が流行したことからこの名がつきました。「三枡紋(みますもん)」は市川家の家紋です。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 高麗屋格子‐こうらいやごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「高麗屋格子(こうらいやごうし)」は「高麗格子(こうらいごうし)」や「高麗屋縞(こうらいやじま)」ともいい、少し縦長の太い格子の中に細い格子が1本入っている格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の四代目松本幸四郎(まつもとこうしろう)が着用した着物の柄が流行したことからこの名がつきました。「高麗屋(こうらいや)」は松本幸四郎の屋号です。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 団十郎格子‐だんじゅうろうごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「団十郎格子(だんじゅうろうごうし)」は「団十郎縞(だんじゅうろうじま)」や「三筋立(みすじだて)」「三筋格子(みすじごうし)」「三升格子(みますごうし)」ともいい、3本の縞をひとかたまりとし、直角に交差させた格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の七代目市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)が家紋の三升を崩して格子にし、流行したことからこの名がつきました。 また、江戸時代、紺地に蘇芳の三筋立の唐桟を、将軍家が大奥で用いたことから、「奥島(おくじま)」ともよばれています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021)

    150円

  • 菊五郎格子‐きくごろうごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「菊五郎格子(きくごろうごうし)」は「菊五郎縞(きくごろうじま)」ともいい、4本の縞と5本の縞とを格子に組み、その目に「キ」と「呂」の字を交互に配し「キ九五呂」とした格子文様です。 役者好みの文様で、歌舞伎役者の三代目尾上菊五郎(おのえきくごろう)が用いて流行したことからこの名がつきました。 構成方法は数種類ありますが、本柄は上下どちらでも使えるものを採用しています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    350円

  • 微塵格子‐みじんごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「微塵格子(みじんごうし)」は「微塵縞(みじんじま)」ともいい、縞糸と地糸を2本おきに織り合わせたもので、格子文様の中で最も細かいものをいいます。 参考文献 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 味噌漉格子‐みそこしごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「味噌漉格子(みそこしごうし)」は「味噌漉縞(みそこしじま)」ともいい、細かな格子にところどころ太い格子を配した格子文様です。味噌漉しの底の編み目に似ていることからこの名がつきました。 江戸時代から織られ、浅葱に紺縞のものなどが多く、女物の袷や綿入れや男女問わず、庶民の普段着として用いられてきました。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 小格子‐こごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「小格子(こごうし)」はほぼ同じ幅の縞と地を組み合わせた格子文様です。弁慶格子より大きいものを「大格子(おおごうし)」といい、小さいものを「小格子(こごうし)」といいます。 能装束では、品位の高い老人や僧などに用いられます。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 大格子‐おおごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「大格子(おおごうし)」はほぼ同じ幅の縞と地を組み合わせた格子文様です。弁慶格子より大きいものを「大格子」といい、小さいものを「小格子(こごうし)」といいます。 主に木綿で織られたり染められ、男物の浴衣や布団などに用いられます。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 弁慶格子‐べんけいごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「弁慶格子(べんけいごうし)」は「弁慶縞(べんけいじま)」ともいい、縦が一寸二分、横が一寸の格子文様です。細身に見えるように少し縦長になっています。黒と白のものを正式な「弁慶格子(べんけいごうし)」といい、紺と茶のものは「茶弁慶(ちゃべんけい)」紺と浅葱は「藍弁慶(あいべんけい)」といいます。 弁慶格子より大きいものを「大格子(おおごうし)」小さいものを「小格子(こごうし)」といいます。 男らしい柄という意味から「弁慶(べんけい)」と名付けられましたが、『勧進帳(かんじんちょう)』の弁慶の衣裳は「翁格子(おきなごうし)」です。歌舞伎で団七九郎兵衛(だんしちくろべえ)が着用したことから「団七縞(だんしちじま)」とも呼ばれています。 現代も木綿や麻、紬などの織物によく見られます。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) 有限会社 創美苑『きもの用語大全』 ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 童子格子‐どうじごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「童子格子(どうじごうし)」は太い格子の中に細い格子を配した格子文様です。「子持ち縞(こもちじま)」を直角に交差させた文様で、芝居の酒呑童子の衣装からこの名がつきました。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 翁格子‐おきなごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「翁格子(おきなごうし)」は太い格子の中にさらに多くの細い格子を配した格子文様です。翁が多くの子孫を持ったということからこの名がつきました。 また、「弁慶格子(べんけいごうし)」という名の格子もありますが、『勧進帳(かんじんちょう)』での弁慶の衣裳は「翁格子(おきなごうし)」です。 男物や子供の着物に広く用いられ、子孫繁栄の意味をもつおめでたい柄です。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 三筋格子‐みすじごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「三筋格子(みすじごうし)」は「三筋立(みすじだて)」や「三升格子(みますごうし)」「団十郎格子(だんじゅうろうごうし)」「団十郎縞(だんじゅうろうじま)」ともいい、3本の縞をひとかたまりとし、直角に交差させた格子文様です。 役者好みの文様でもあり、歌舞伎役者の七代目市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)が家紋の三升を崩して格子にし、流行したことからこの名もあります。 また、江戸時代、紺地に蘇芳の三筋立の唐桟を、将軍家が大奥で用いたことから、「奥島(おくじま)」ともよばれています。 現代では浴衣やてぬぐいの柄として好まれています。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 碁盤格子‐ごばんごうし‐

    「格子(こうし)」は幾何構成模様のひとつで、平行する経と緯の線が直角交差するように構成される文様です。「格子縞(こうしじま)」ともいい、縞文様の一種にも数えられます。 「碁盤格子(ごばんごうし)」は「碁番縞(ごばんじま)」ともいい、碁盤の目のように線が直角に交差するように染められたり織られた格子文様です。 木綿の織物では白地に紺格子や、藍地に白格子が一般的でした。現代では紬や染め物に使われることが多くあります。 参考文献 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 錐彫段‐きりぼりだん‐

    「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「縞」単体では縦縞を指すことが多く、横縞のことは「段」、縦横縞は「格子」といわれます。 「錐彫段(きりぼりだん)」の「錐彫(きりぼり)」とは、伊勢型紙や染形紙などの型紙に半円筒形の彫刻刀を回転させ丸い穴を連続して彫り、柄を作る技法です。 とても小さな穴の部分は防染され生地色になり、単色で染められているため遠目からは無地に見えるのが特徴です。染められた生地は「江戸小紋(えどこもん)」の名で親しまれています。 本帖ではその錐彫でできた、丸い穴で構成される図案をデータで再現しました。 参考文献 高田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007) 加茂瑞穂『ニッポンの型紙図鑑』青幻舎(2020) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 段だら縞‐だんだらじま‐

    縞は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「縞」単体では縦縞を指すことが多く、横縞のことは「段」、縦横縞は「格子」といわれます。 「段だら縞」は「段々縞」や「段段縞」「だんだら染め」「段染め」「だんだら筋」ともいい、横縞模様を指します。段が幾つもある「段斑」の略ともいわれています。 縞の太さは一定という説と一定しないという説が両方あります。 また、忠臣蔵や新撰組の隊服の袖口飾りである山形を並べた「だんだら模様」とは別物です。これは、仕立てる前の反物が段模様であり、上方の人が横縞を「だんだら」と呼ぶのを江戸出身の新撰組が「段段の模様」と勘違いしたからといわれています。そのため、現代では誤って山形模様をさす場合が多くあります。 参考文献 喜田川守貞『近世風俗志(三)〈守貞謾稿〉』岩波文庫(1999) 石崎忠司『和の文様辞典 きもの模様の歴史』講談社(2021)      ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    100円

  • 錐彫縞‐きりぼりじま‐

    「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「錐彫縞(きりぼりじま)」の「錐彫(きりぼり)」とは、伊勢型紙や染形紙などの型紙に半円筒形の彫刻刀を回転させ丸い穴を連続して彫り、柄を作る技法です。 とても小さな穴の部分は防染され生地色になり、単色で染められているため遠目からは無地に見えるのが特徴です。染められた生地は「江戸小紋(えどこもん)」の名で親しまれています。 本帖ではその錐彫でできた、丸い穴で構成される図案をデータで再現しました。 参考文献 高田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007) 加茂瑞穂『ニッポンの型紙図鑑』青幻舎(2020) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    150円

  • 博多献上‐はかたけんじょう‐

    鎌倉時代、宋へ渡った聖一国師(しょういちこくし)に同行した博多商人・満田彌三右衛門(みつたやそうえもん)が、現地で習得した織物の技法を帰国後に独自の意匠を加えて制作したものが博多織の起源と言われています。 江戸時代には黒田長政が幕府への献上品として博多織を用い、その際の柄が後に「献上柄(けんじょうがら)」として、博多織の代表的な柄となります。 「献上柄(けんじょうがら)」は、仏具の「独鈷(とっこ)」と「華皿(はなざら)」を結合した文様と、「両子持縞(りょうこもちじま)」と「中子持縞(なかこもちじま)」を配した構成をいいます。 「独鈷(とっこ)」は密教法具の一つで、真言宗などでは煩悩を破砕し、菩薩心を表します。 「華皿(はなざら)」は、仏の供養をするときに華を散布するのに用いる器です。 「両子持縞(りょうこもちじま)」は「孝行縞(こうこうじま)」ともいい、細い縞が太い縞を挟むように配された縞で「子が親を慕う」という意味があります。 「中子持縞(なかこもちじま)」は「親子縞(おやこじま)」ともいい、太い縞が細い縞を挟むように配された縞で「親が子を守る」という意味があります。 参考文献 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 博多織工業組合HP

    350円

  • 柳縞‐やなぎじま‐

    「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「柳縞(やなぎじま)」は柳の枝を縞状に配置した文様で、江戸小紋などで用いられています。 「柳(やなぎ)」は繁殖が早く生命力が強いことから神霊が宿る瑞祥の植物とされてきました。また、厳しい状況でも折れない精神や、人間のしなやかさ、女性の美しさや優雅さを象徴することもあります。 長寿を約束する植物とされ、簡単に折れないことから祝箸の材料にも使われています。 縁起のいい漢字をあてて「家内喜(やなぎ)」とすることもあります。 中国ではしなやかな柳の枝を環状にして旅人に送る風習があります。「環」は「帰る」の「還」に通じ、「柳(liǔ)」という音が「留(liú)」と似ていることから、「あなたが安全に帰ってくるまで待っている」という気持ちや、柳の生命力にあやかり「無事に戻ってきてほしい」という願いが込められています。 日本でも正月の朝に邪気や悪霊が家に入ってこないように柳の枝を門口に挿す風習や、初釜の床飾りで「結び柳(むすびやなぎ)」や「綰柳(わんりゅう)」という柳の枝を結び飾ることがあります。これは、柳は春に芽吹く植物であり、新しい始まりや繁栄を象徴したり、新年の繁栄や幸運が「留まる」ように願う意図が込められています。 また、「柳(liú)」は「竜(lóng)」に音が通じるものとして科挙に合格する登竜門にあやかり、橋のたもとにある柳の枝を一枝折って子に与え、竜(柳)になれと子を励ました故事があります。 日本では「柳に桜(やなぎにさくら)」や「柳に流水(やなぎにりゅうすい)」「柳に鷺(やなぎにさぎ)」「柳に燕(やなぎにつばめ)」「柳に梅(やなぎにうめ)」「雪持柳(ゆきもちやなぎ)」「柳に蹴鞠(やなぎにけまり)」など多数の取り合わせがあります。 「柳に蹴鞠(やなぎにけまり)」は鞠庭の四隅に式木という4本の木(松・西北/ 柳・南東/桜・北東/楓・南西)が植えられていることが由来になっています。また、木偏に卯と書くことから、五行思想で春や東の方角を表すこともあります。 その他にも、桃山時代に流行した「柳橋水車(りゅうきょうすいしゃ)」は橋と柳、水車、蛇籠などを配した文様で、京都の宇治川のイメージともいわれ、和歌びも詠まれた情景です。 水辺のイメージがあり、夏の着物などにもよく用いられています。 参考文献 中島泰之助『別冊 日本の文様③縞・格子』光琳社出版(1978) 尚学図書・言語研究所『文様の手帖』小学館(1987) 木村孝『和の意匠にみる文様の名の物語』淡交社(2005) 並木誠士『すぐわかる日本の伝統文様‐名品で楽しむ文様の文化‐』東京美術(2006) 藤井建三『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社(2009) 公益財団法人 日本吟剣詩舞振興会『漢詩を紐解く! 』(2022) 藤依里子『日本の文様 春夏秋冬花尽し』芸術新聞社(2022) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    300円

  • 木賊縞‐とくさじま‐

    「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「木賊縞(とくさじま)」は木賊を縞状に配置した文様で、江戸小紋などで用いられています。 「木賊(とくさ)」は「砥草(とくさ)」「磨草(みがきぐさ)」ともいい、常緑シダ植物で水辺に生え高さ1メートルほどに成長します。茎の表面に珪酸が含まれザラザラした質感から、砥石の代用として使われていました。また、漢方では止血や解熱剤として使われています。 着物などでは、流水と共に夏の文様として扱われています。 和歌や謡曲「木賊(とくさ)」にちなんで木賊と兎を組み合わせた「木賊兎(とくさうさぎ)」や「木賊に鎌(とくさにかま)」などの取り合わもあります。この場合は季節は秋になり、信州の園原で翁が行方居不明になった息子を探しながら木賊刈りをする話にちなみ、園原が月見の名所として知られていることに由来します。祇園祭の「木賊山(とくさやま)」はこれを題材にしています。 また、月が木賊で磨かれた鏡ように輝いていることにも由来し、月の代わりに兎が登場します。 お金を磨くと輝きが増すことから、金運上昇に役立つとされています。 参考文献 中島泰之助『別冊 日本の文様③縞・格子』光琳社出版(1978) 藤原久勝『キモノ文様事典』淡交社(2001) 高田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007) 藤井建三『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社(2009) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 藤依里子『日本の文様 春夏秋冬花尽し』芸術新聞社(2022) 水谷亜希『博物館 Dictionary No.228』京都国立博物館(2023) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    300円

  • 木賊縞‐とくさじま‐

    「縞(しま)」は幾何構成模様のひとつで、平行する線によって構成されます。 「木賊縞(とくさじま)」は木賊を縞状に配置した文様で、江戸小紋などで用いられています。 「木賊(とくさ)」は「砥草(とくさ)」「磨草(みがきぐさ)」ともいい、常緑シダ植物で水辺に生え高さ1メートルほどに成長します。茎の表面に珪酸が含まれザラザラした質感から、砥石の代用として使われていました。また、漢方では止血や解熱剤として使われています。 着物などでは、流水と共に夏の文様として扱われています。 和歌や謡曲「木賊(とくさ)」にちなんで木賊と兎を組み合わせた「木賊兎(とくさうさぎ)」や「木賊に鎌(とくさにかま)」などの取り合わもあります。この場合は季節は秋になり、信州の園原で翁が行方居不明になった息子を探しながら木賊刈りをする話にちなみ、園原が月見の名所として知られていることに由来します。 祇園祭の「木賊山(とくさやま)」はこれを題材にしています。 また、月が木賊で磨かれた鏡ように輝いていることにも由来し、月の代わりに兎が登場します。 お金を磨くと輝きが増すことから、金運上昇に役立つとされています。 参考文献 中島泰之助『別冊 日本の文様③縞・格子』光琳社出版(1978) 藤原久勝『キモノ文様事典』淡交社(2001) 高田啓史『伝統の染織工芸意匠集1 小紋文様』グラフィック社(2007) 藤井建三『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社(2009) 木村孝『きもの文様図鑑』ハースト婦人画報社(2014) 藤依里子『日本の文様 春夏秋冬花尽し』芸術新聞社(2022) 水谷亜希『博物館 Dictionary No.228』京都国立博物館(2023) ※高品質の文様をお客様に提供するよう努力しておりますが、文献などには諸説があります。そのため、最新性、正確性、有用性などを保証するものではなく、その内容により、お客様または第三者が被った損害につきましては、一切の責任を負いません。ご了承ください。

    300円