【WSET Level 3対策】直前Tastingの勉強
テイスティングは追い込みがきかない
セオリーの勉強は追い込みがきくのですが、テイスティングの方は授業が終わってから、どうやって試験対策をすればよいのでしょうか?
一言で言えば、授業の時から、きちんとテイスティングをしておくというのが正解なのですが、SATの仕組みに慣れるのに、時間がかかり、おおよそ把握したときには、すでに、残すは、酒精強化ワインと泡だけだったというのが本音です。
先生のテイスティングコメントを記録することがとても大事
今後、WSET Level 3を受けられる方に、ひとつだけアドバイスするとしたら、先生が言うテイスティングコメントは、しっかりとStudy Guideに書き写すことです。実は、これがとても大事なんです。
WSETの場合、テイスティング講座とかもなくて、なかなかテイスティング能力を上げられる機会はないのですが、先生のテイスティングコメントがあれば、あとから、ドライテイスティングができます。
もちろん、実際に飲んでいるわけではないので、間隔を研ぎ澄ますことはできないのですが、先生のコメントを見ていると、それぞれの品種でどのようなコメントをしていたかがわかってきます。
分かりやすく言うと、
ワインを飲む→品種をあてる→この品種ならこのコメント
というプロセスでSATのコメントができるようになります。もちろん、品種を間違えたら、コメントもまったく間違えてしまうことになるので、それなりのテイスティング能力がなければ、できない方法なのですが。
でも、先輩達に聞くと、このように、授業の時のコメントから、この品種なら、酸はどの程度で、タンニンはどの程度で、どんなアロマがあるのかを分析している人が多かったです。
テイスティングの点数の入り方を確認する
僕は、第10回目の授業でやったテイスティングの模擬試験はさんざんな点数だったのですが、それは、テイスティングの点数の入り方を理解していなかったというのが大きかったです。
まず、大事な点は、aromaとflavorは書けるだけ書くと言うことです。減点法ではないので、多く書いても減点されません。特に、第2アロマ、第3アロマがある場合に、第1アロマをたくさんかいて当たっていても、5点のうち、3点しか入りません。第2アロマ、第3アロマがあるかわからないときでも、もしこの品種が第2アロマ、第3アロマを持つとしたら、どのようなアロマになるかを予想して、1つ、2つ書いておくことが大事です。
テイスティングの練習
僕は、直前に、友人と、ブラインドでテイスティングの練習をしました。もちろん、正解は、誰にもわからないのですが、友人とディスカッションすることで、自分の足りない部分が随分わかりました。
やるときはブラインドでやらないと先入観が入るので、恵比寿のワインバーMさんにお願いして、WSET用のブラインドセットを作ってもらいました。
事前に、白4アイテムには
シンプルなワイン
アロマティックなワイン
樽のきいたワイン
瓶熟のあるワイン(ヴィンテージが古いもの)
赤4アイテムには
シンプルなワイン
明るい赤系
濃い赤系
熟成が進んで第3アロマのあるワイン
と指定して、アイテムを選んでもらいました。常時100アイテム、グラスで飲めるワインバーMさんだからできることだと思います。