【ワインエキスパート・ソムリエ試験】二次試験までの勉強振り返り(後半)
二次試験対策講座はどれだけ受講すればよいのか
9月から、ワインを飲みながら、テイスティングの勉強をはじめました。
この段階では、ソーヴィニョンブランとシャルドネを間違えたり、シラーがまったくわからなかったり、いくら知識で勉強したと言ってもその程度です。でも、勉強していなかったら、ここから先、いくらテイスティングしても力は付いていかなかったでしょう。
最終的に受講したアカデミーデュバンの講座は、その他のお酒全2回、赤基本、白基本、新世界旧世界シャッフル2回、本番前講座2回でした。
2021年度の大きな変化は、ヴィノテラスワインスクールで、佐々木健太先生が2次試験対策講座をオンラインで始められたことでした。僕自身は、佐々木先生の考え方に強く共感していたので、大変うれしいことでした。赤基本、白基本、赤比較3回、白比較3回、本番想定5回すべての講座を受講しました。
当初は、アカデミーデュバンの講座を5個くらい取れば、良いだろうと思っていましたが、とても、それでは、経験が足りないと思います。テイスティングは、経験値なので、僕はお金使いすぎな気がしますが、それでも、最後になって、ようやく、自信を持てたくらいだと思います。
アカデミーデュバンか、ヴィノテラスワインスクールか
当初はアカデミーデュバンの単発講座を中心に進めるつもりでしたが、最終的にはヴィノテラスワインスクールのオンライン講座が中心になりました。
その理由は、まず、アカデミーデュバンのテイスティング講座は1コマが80分で、そのうち40分くらいはテイスティングをしているので、講義の時間が40分くらいしかありません。40分で6アイテムの説明、特に、選択用語の説明をする時間は不十分で、いつも終わった後に、消化不良感が残りました。
また、テイスティング特有の問題として、選択肢の選び方は、完全な解答があるわけではありません。したがって、先生によって回答が異なることがあります。アカデミーデュバンのテイスティング講座を取るのであれば、できれば、同じ先生の講座を取ることをおすすめします。
そして、何よりも、スケジュール的に、希望の先生のクラスに行くことが難しいし、往復の時間も無駄になってしまうことが最大のネックでした。
ヴィノテラスのオンライン二次対策は、ワインスクールが近くにない人には福音ですし、効率的に自分のペースで進めたい人には、ありがたいと思います。
佐々木先生の講義は、制限時間がないので、2時間を超えることは当たり前で、納得いくまで選択肢の選び方について説明してくれます。
また、ライブ配信の日程は決まっていますが、翌日には、アーカイブがアップされるのである、ライブが聞けなくても問題ありません。僕は、むしろ、ライブは聞かずに、アーカイブで早送りにしたりして聞いていました。
佐々木先生の講義は、非常に明快で、素晴らしいです。もちろん、彼が言っていることが100%正しくはないと思いますが、JSA試験レベルであれば、明快に言い切ってくれた方がありがたいです。
テイスティングの勉強で心がけること
テイスティングの勉強で意識したのは、品種特性香が取れることも大事なのですが、一番大事なのは、酸の高さ、タンニンの量、アルコールの度数を正確に捉えられることだと思いました。1ヶ月半、かなりのテイスティングの勉強をしましたが、ようやく自信を持てたのは、二次試験本番の1週間くらい前の段階だったと思います。
仲間とオンラインで振り返りの勉強会
インスタで、テイスティングの資料を配った方の中から、勉強仲間を募りました。10人ちょっとの方と、佐々木先生の本番想定講座を聞いた後、zoomで、それぞれのワインアイテムについて振り返るという趣旨のものです。
これをやったおかげで、お互いの強いところや弱いところが明らかになると同時に、二次試験前の不安な気持ちが解消されとてもよかったです。
彼女たちとは、今でも、オンライン飲み友達として、月2回、homewineを使ってオンライン飲み会をしています。
本番想定講座を受ける頃には、品種は2/3くらい正解でき、選択コメントは大外ししないようになったので、本番も自信を持って臨むことができました。
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