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「全国最中図鑑」80 とっくり陶祖最中 (岐阜県土岐市)

大正12年創業の老舗菓子店・虎渓こけいの代表的菓子「とっくり陶祖最中」。戦後の昭和23年に、店主が地元・土岐市下石町の地場産業「とっくり」を最中にして、町おこしにも役立てようと思いついたことから誕生した。ちなみに町名は下石と書いて「おろし」と読む。珍しい読み方の地名の一つだ。
下石町は江戸時代からと徳利の産地として知られ、今も徳利生産量日本一の町。地元の窯元の若者たちが、とっくりを擬人化したゆるキャラ「とっくりとっくん」の陶器の人形を作り、町の至る所に置いている。その数なんと160体もあるとか。特に窯元が密集している下石町の裏山地区では、囲碁をしたり寝そべったり、お茶を飲んだりご飯を食べたり、愛らしい表情でいろんなポーズをしていて、観光客の人気を集めている。
もなかは、ぷっくりと丸いらっきょう徳利の形をした皮に、風味豊かな北海道十勝産小豆の粒あんを詰めた、上品な甘さが特徴。60年にわたって愛され続けている地元の自慢の菓子である。

陶都菓匠 虎渓
土岐市土岐津町土岐口2091-2




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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。


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