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「全国最中図鑑」68 梨最中 華乃長十郎(富山県富山市)
富山県を東西に二分する呉羽山。その西側の麓にある丘陵地帯には、富山の夏の味覚の代表格「くれは梨」の畑が一面に広がっている。
この地で梨作りが始まったのは明治末期。その後、数々の試作を重ね、くれは梨の礎となる「長十郎」が本格的に栽培されるようになった。現在は長十郎だけでなく、甘くてみずみずしい「幸水」と「豊水」が主に栽培されている。
くれは製菓の「梨最中 華乃長十郎」は、もぎたての新鮮なくれは梨「幸水」を一週間かけてじっくり蜜漬けにして白あんに練り込み、梨の形を模した皮にたっぷりと詰めた自慢の逸品。
あめ色に浸かった濃厚な梨あんは、他では味わえない独特の味で、小さくてコロンとした形の食べやすさもあって、気がつくと二つ三つと食べてしまう美味しさだ。
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くれは製菓
富山市呉羽本町2951
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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。