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チャイ【3】 Tea for One
インド食器屋「アジアハンター」の店主・小林真樹さんが、食器買い付けの旅や国内の専門店巡りで出会った美味しい料理、お店、そしてインドの食文化をご紹介します。
ヨーロッパは中国から茶葉と共に陶磁の茶器も輸入していた。ヨーロッパでは中国製陶磁器特有の美しい乳白色を産み出す粘土が産出せず、それらは一部の特権階級だけが持つことの出来るぜいたく品となった。
後代、この乳白色の中国製陶磁器をヨーロッパ各地でも真似て作る動きが現れた。イギリスでは牛骨を陶土に混ぜた「ボーンチャイナ」が発明され、現在のドイツのマイセンでも王によって製造を命じられた技術者が開発した、カオリンを原料とした陶磁器が誕生した。今やボーンチャイナやマイセンの陶磁器は世界的に知られる存在となっている。
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2024年12月13日(金)発売
『深遠なるインド料理の世界』小林真樹/著