【日本全国写真紀行】 3 新潟県佐渡市赤泊
取材で訪れた、日本全国津々浦々の心にしみる風景を紹介します。ページの都合上、書籍では使用できなかった写真も掲載。
日本の原風景に出会う旅をお楽しみいただけます。
佐渡市赤泊
佐渡随一の渡海場として栄えた港町
佐渡島と本土を結ぶ航路の発着港は、フェリー航路のある小木と両津がよく知られている。それらの港の知名度には及ばないものの、佐渡の歴史に重要な役割を果たしてきた港が赤泊港である。
赤泊は、古くから佐渡の南の玄関口として栄えてきたが、江戸時代に相川金銀山が開発されると一気に金銀の積出港としてにぎわうようになる。1700年頃には、越後との距離が短いということで、出雲崎・小木航路から寺泊・赤泊航路に変更され、佐渡随一の渡海場となる。佐渡奉行渡来港ともなり、さらに相川金銀山への道として赤泊街道がつくられることによって、赤泊は多くの人と物が往来する港町となった。
※『ふるさと再発見の旅 甲信越』産業編集センター/刊より一部抜粋
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