カナダ発!市販の米麹を自宅で増やすワザ
米麹用の種菌が切れて1年が過ぎた。
前回の一時帰国時に買ってこなかったのだからしょうがない。わかっちゃいたけれど、米麹がないと何かと不便。しかたがないので、昨年末は市販の
米麹を3袋買った。
うち2袋を使ってどぶろくを仕込み、残り1袋は賞味期限までに甘酒でも
作ろうと冷蔵庫で入れておいた。
ある日、友麹(共麹)作りに挑戦してみようかという気になった。
やって見たいと思いつつも、今まで手を出さなかった友麹製法。種菌からの麹作りは試行錯誤しながらやってきたけれど、市販の乾燥米麹が代わりとして本当に使えるのか?
今回、こちらのサイトを参考にさせてもらった。
重要なポイントは、ヨーグルティアの内容器に排水溝カバーみたいなものをセットすること。
そうすることで、発酵中に出てくる余分な水分が容器の底に溜まる。
1回目。白米500gに対してみやこ麹50gを使い、637gの米麹が出来上がった。2回目、3回目と回を重ねる毎に仕上がりの違いがわかるようになる。
麹自体の自家発熱が高温になると、醸している間に水分が排出されて乾燥が進む。そうして出来た麹は原材料の重さ550グラムに近づく。
甘酒にしてみるとわかりやすくて、4回目が一番甘く仕上がった。
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共麹の実験は、研究機関でも行なわれている。
そのレポートによると、2回目の共麹でピークとなり、その後は質が落ちていくのだそう。永遠に繰り返せるわけではないということだ。
200g入りみやこ麹が一袋400円程。(カナダでは7ドル)
1回50g使うと4回醸せる。白米500gとみやこ麹50gから約600gの米麹が出来る。その600gの米麹は、50g×12回分となり、そのまた出来上がった米麹からさらに米麹を作れる。となると、最終的には何キロの米麹が手に入る!?
麹は間違いなく買ったほうが早い。
だけど、作り方を知れば価格が高騰してもへっちゃらだ。
それに、7年ぶりに米の値段が下がったと聞く。
実験するなら今がチャンス♪