あっちん

最近はほぼ読み専です。 面倒に感じる豆料理を学ぶことが2024年の小さな目標。

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    『その時に感じた本音』をまとめています。

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    個人的に”後でも読みたい”と思っているものをまとめています。 ご興味がある方だけどうぞ!

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    いろんなクリエーターさんの面白い投稿を集めています。 あくまでも私の笑いのツボなので、一般向きではないかもしれません。 王道のものからシニカルなものまでお楽しみください!

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    家庭で作る簡単なレシピを公開しています。乳製品、卵など動物性の材料を使わないビーガン対応のものもあります。みんなで食べよう!がモットーです♪

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    モントリオール観光に役立つかもしれない情報をまとめています。 普通のガイドブックとは違うと思ってもがっかりしないでくださいませ。

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秋の夜長に「ごんぎつね」を想う

小学4年生の時に学んだ「ごんぎつね」。 暗いイメージだけが記憶に残っていた。 あれから約半世紀。 青空文庫でごんに再会する。 魚を逃がしたごんが、うなぎの頭を噛み砕く? 表現が凶暴すぎないか? ごんがうなずく? 人間と会話が出来る小ぎつね? しかも最後の最後に? * いろんなサイトを検索すると、小学生の時に学んだ「ごんぎつね」は児童文学者である鈴木三重吉が添削した作品だと知った。原作者である新実南吉の手書き原稿も残っていた。 修正・削除された箇所を復元すると、この童

    • 時の流れ

      過去を振り返る。 当時の人々がどう感じていたのか、どう思っていたのか。 そのことを知りたくて歴史本を読んでも、 誰かの解釈を通して想像することしかできない。 夏頃から大騒ぎしていたおねだりやパワハラ。 正直どうでもよかった。興味が持てなかった。 9月までは。 先の大戦で なぜ人々が熱狂していったのか。 どうやって洗脳されていったのか。 やっとわかった気がする。 時の流れは止められない。 時代が移り変わる瞬間を記憶したい。

      • 英語字幕で鑑賞:映画「Perfect Days」私の世界はどっち?

        主人公の平山さんの世界と私の世界は同じではない。 ただ、ある部分では似ている気がする。 繋がっていないように見えて繋がっている。 その糸をあえて自分から断ち切らない限り。 20年前の私の世界は 平山さんの世界とは繋がっていなかった。 カナダ移住後から少しずつ変わり そして今も変化し続けている。 時間をかけてカタチを変えたのかもしれない。

        • 映画「Perfect Days」を5回観て思うこと

          今もなお映画「Perfect Days」のことを考えている。 ヴェンダース監督の真意に近づきたくて、5回目は英語字幕で鑑賞した。 それでも何か腑に落ちない気がする。 感想、批評を賛否両論読んでみた。 日本語の映画であっても受け止め方は人それぞれなのがわかる。 と同時に、記憶というものは曖昧なものであることもわかる。 「事実(真実)というものは存在しない。存在するのは解釈だけ」 というニーチェの言葉が降りてきた。 これが真理であるかは私にはわからない。 だけど、映画「Per

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          映画「Perfect Days」を3回観て気付いたこと

          一生忘れられない映画に出会った。 主人公は公共トイレの清掃員として働く中年男。昭和に建てられたであろう風呂なし木造アパートでの一人暮らし。寝起きする2階の部屋には、文庫本、カセットテープ、鉢植えが整然と並んでいるが、1階の部屋は使わなくなったもので溢れている。そこから男の過去が垣間見える。 過去の私。現在の私。未来の私。 単調な日々であっても1日として同じ日はない。 変わらないものなどない。 心身も記憶も。

          映画「Perfect Days」を3回観て気付いたこと

          フランス語で薔薇は女性名詞。あくまで文法上のことであってジェンダーとは関係がない。ところが星の王子様に登場する1本のバラが、女性として翻訳されていることに今さらながら気がついた。 いち植物として訳すか?それとも擬人化して訳すか? どちらを選ぶかでバラの印象が変わってくる気がする。

          フランス語で薔薇は女性名詞。あくまで文法上のことであってジェンダーとは関係がない。ところが星の王子様に登場する1本のバラが、女性として翻訳されていることに今さらながら気がついた。 いち植物として訳すか?それとも擬人化して訳すか? どちらを選ぶかでバラの印象が変わってくる気がする。

          セブンイレブンに買収提案したのはカナダ・ケベック州(フランス語圏)発のコンビニ「クシュタール(Couche-Tard)」。 2040年には東京でさえも人口減少に転ずる。この先右肩上がりの成長は難しいだろうし、提示額の310億ドルは今なら約5兆円。絶好のタイミングで売却するのかな?

          セブンイレブンに買収提案したのはカナダ・ケベック州(フランス語圏)発のコンビニ「クシュタール(Couche-Tard)」。 2040年には東京でさえも人口減少に転ずる。この先右肩上がりの成長は難しいだろうし、提示額の310億ドルは今なら約5兆円。絶好のタイミングで売却するのかな?

          4割の有権者が投票しなかった理由はわからないけれど、440万という大量の票が行使されなったことに衝撃を受けた。それでも多くの有識者は妥当な投票率だったと口を揃える。 兵庫県や福岡県全体と同程度の票が投じられなくても問題視されないのは何故だろう?世の中不思議なことがあまりにも多い。

          4割の有権者が投票しなかった理由はわからないけれど、440万という大量の票が行使されなったことに衝撃を受けた。それでも多くの有識者は妥当な投票率だったと口を揃える。 兵庫県や福岡県全体と同程度の票が投じられなくても問題視されないのは何故だろう?世の中不思議なことがあまりにも多い。

          20歳上と20歳下の人の話を聞くと自分の為になるらしい。 そこで私はこの方のnoteをフォローすることにした。 https://note.com/takahiroanno/n/n3fce136f9003 「テクノロジーで誰も取り残さない東京を作る」 はこの先4年は実現しないけれど、地方でやったら面白そう♪

          20歳上と20歳下の人の話を聞くと自分の為になるらしい。 そこで私はこの方のnoteをフォローすることにした。 https://note.com/takahiroanno/n/n3fce136f9003 「テクノロジーで誰も取り残さない東京を作る」 はこの先4年は実現しないけれど、地方でやったら面白そう♪

          東京都知事選から見えてくるもの

          成人になって初めて投票した日のこと。 誰に入れていいかわからず、党の違いもよくわからず、ましてや各候補者の公約を確認することもなく、何も考えずに議員歴が長い男性の名前を書いて投票箱に入れた。 家に帰ってそのことを母に話すと 「放っておいても当選する人にいれるなんて」 とがっかりしていた。 戦後になって得た女性の権利「参政権」を当然のごとく行使していた母。 誰に投票したか、どの党を支持しているかなど一切口にしなかったけれど、自民党ではない気がする。 娘の私はというと、投

          東京都知事選から見えてくるもの

          新しい種を蒔いてみた

          旅先でやりたいことが違い 全く噛みあわず 譲り合うことなく どちらかが我慢しているとしたら その先2人の関係は続くだろうか。 私はただ黙っていた。 ただ諦めていた。 ひとり旅のほうが気が楽だった。 2人旅を避けること10年。 ついに離婚問題にまで発展した。 旅先で言動を変えてみる。 イヤだと思うことを言葉で伝える。 食べたいものを食べる。 相手に合わせすぎない。 相手に頼り過ぎない。 自分で蒔いた悪い種を回収し 過去の経験へと昇華させ 新しい種を蒔く。 すると数日で 新

          新しい種を蒔いてみた

          変化のきざし

          世の中には新しいことに挑戦するのが好きな人と苦手な人がいる。 多少のリスクがあってもチャレンジしてみたいと思う人もいれば、今のままで十分だと思う人まで幅がある。その違いはどこからくるのだろう? 最近の研究によると、新しいことを好むかどうかを左右する遺伝子はわずか9%に過ぎず、91%は環境によるもので生まれた順番も影響するという。長男、長女が妹や弟に比べ保守的になりがちなのは、何も日本だけの話ではないらしい。 ネットで有名な広島県安芸高田市の現市長が、次の市長選には出馬せず

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          ぬか床をもつ生活に憧れて

          ぬか味噌くさい女 所帯じみているとか垢抜けないとかネガティブな響きがある。若かりし頃はそうはなりたくないと思っていた。 30代後半からの体調不良をきっかけに食生活を改めた。と同時に、ぬか床に注目した。 野菜の種類や室温によって漬け時間を変える。野菜から出た水分でぬか床が緩くなったら米ぬかを足し、匂いや味が変われば塩を足すなど試行錯誤の日々だった。 外の気温が30度を越えたある日、ぬか床からツンとした嫌な臭いが漂ってきた。あの手この手を尽くしたけれど、回復することなくわずか

          ぬか床をもつ生活に憧れて

          自分で蒔いた種

          一粒の良い種を蒔いたら たくさんの良い実をつけ たくさん収穫でき さらに良い種となってまた循環していく。 一粒の悪い種を蒔いたら 芽が出なかったり 変形したり 実を結ばなかったり 手に負えなくなったりする。 でも、その種蒔いたの誰だっけ? 時を経ても 種の見分けがつかず 収穫が安定しなくて 天気のせいにしてみても 土地のせいにしてみても 誰かのせいにしてみても 状況は変わらない。 でも、その種蒔いたの誰だっけ? 自分で蒔いた種は 巡り巡っ

          自分で蒔いた種

          ぐるぐる回る正義と善悪

          人それぞれの正義あり。 敵も味方も正義あり。 己が思う善行は 敵にとっては悪行で 己が思う悪行は 敵にとっては善行だ。 気付くと正義は失われ 道徳心も七変化。 気付かれないよう洗脳し いつしか欲が善となる。 勝てる見込みがなかろうと やられる前にやってやれ。 お国のために仕方なく アジアのためも身を投げた。 今でもそうだと信じてる。 信じさせなきゃまずいのよ。 このまま黙って待つだけで みんなそのうち忘れるさ。 いつの時代も戦争は お金のために起こすもの。 巨額の富は

          ぐるぐる回る正義と善悪

          今だからこそお勧めしたい絵本

          日本でも有名な星の王子さまは、聖書に次いで2番目に発行部数が多いと言われる名著。初めて手にしたのは20歳の頃だったが、何が良いのかさっぱりわからず、一度読んだだけであっさり手放した。 初版本の挿絵の色調を再現したオリジナル版が発売されたのが2000年。その時にもう一度手にして以来、この小さな絵本がいつしか心の友となった。今でもフランス語版と一緒に我が家の本棚に置いている。 翻訳者・内藤濯(あろう)氏の文章は、訳し難いフランス語のニュアンスが十分に伝わってくる。今となっては

          今だからこそお勧めしたい絵本