忘れる才能
学生時代の記憶がほとんどない。
幼稚園時代など霞ほども覚えていない。
幼稚園を中退したという話は、母から聞いた。
筋金入りのワルだったようだ。
なんなら、20代の記憶もない。
そう。わたしは、極度に記憶がない。わすれっぴちゃんです。
忘れっぽいという人は、よくいる気がする。
そんな人が書く文章には、おそらく「しかし、覚えていなくてもいいことはよく覚えている。困ったものだ」などの「ちゃんと覚えているんだよ!」感が入ってくる。
わたしは、そんな生易しいわすれっぴちゃんではない。
本当に覚えていない。記憶にございませんを地で行く男の中の男である。
こんなことがありました。
友人「この前さー、車でみんなでドライブしてるとき、アナンが前の車から、後ろ走ってる俺たちの車に爆笑しながらバナナの皮投げつけてきたよね!」
アナン「記憶にございません。それ、本当にわたしですか」キリッ
リアルマリオカートをしてしまった模様。一つも覚えていませんでした。
こんなことがありました。
友人「この前のあのモノマネして!ベジータが田中邦衛さんに会いに富良野にいって、純との言い争いに巻き込まれるやつ!」
アナン「なにそれー。おもしろそー」
したことすら覚えていない。やってみたら、一つも似てなくてすみません。
自分のギャグすら忘れちゃう。
それ以来、”一期一会の笑い”とプレミアム感を演出中です。
実は、仕事でも忘れすぎて、いろんな人に迷惑かけちゃってます。
電話は2分しか覚えられません。無理です。
LINEとかMessengerで仕事できるの、ほんとありがたい。文字は見れば思い出すから最高や。ありがとう!テクノロジー!
メモも取るんだけど、何にメモったか忘れちゃうんですよね。
つらつらと書きましたが、こっからが本題です。
悲観的では、一切ない。
嫌な事があった日も、家に帰って飯作ってたら、「あれ?今日なんか嫌な事あったよな?」って考えないと思い出せないんですよ。
風呂入ってベッド入ったら忘れてて、「いい日だったー。今日も頑張ったな!」
そして、すやー。
「忘れる」って、幸せな才能だと思うわ。
お父さんお母さんありがとう。良きわすれっぴ才能です。
昨日も今日もなんかやらしてると思うけど、すやーでございます。