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パリで二輪車の学科試験を受ける。

フランスは郵便局で自動車・二輪車・船舶の学科試験が受けられる。
田舎にも郵便局はあるけど、パリの方が受けられる郵便局や日時に
選択肢が多いので
パリ滞在中にバイクの学科試験を受けよう!ということで
インターネットで申し込み。

パリに住んでいた3年前に自動車の学科試験を受けたパリ11区の区役所裏に
ある郵便局で受けることに。

試験の始まる15分前にはきてください!と召集状にしっかり明記され、遅刻すると試験が受けられません、とも。

早めに着いて時間があったので近くの良さげなカフェをチェックして、
朝カフェへ。

特別愛想がいいわけではない、若干アンニュイな感じを醸し出す
パリジェンヌって感じの店員さん。

Calin Matin カラン・マタンという小さなカフェ
狭い店内、常連さんで混んでる


パリジャンの折りたたみ自転車


手焼きのカップで出してくれる


焼きたてのスコーン、苦くないマーマレードとクリームが添えてある

コーヒーもスコーンも自然な甘さと香り、優しい味で美味しかった。

ケータイのアプリで最後の復習をしていざ試験会場へ!


普通の郵便局(左)と試験会場(右)の入り口が分かれている
時計の写真とともに時間厳守の注意書き。

私が11時3分前に到着するとすでに三人ほど待っている。
フランス人もこういう時は意外と時間守るのね。

11時になり、召集状と身分証明書の確認をされ、会場へ案内される。
ロッカーに全ての荷物を入れ、ケータイの電源を切るように言われた。

8人で満員の小さな部屋。
1人来ていない、、、係のマダム曰く、
<毎度1人は遅れるんですよね〜、もう少し待ってみましょう!>
感じの良いマダムはみんなを和ませる口調で優しさを感じる。

数分待つとやっと女性が現れた。
マダムが召集状見せて!というと
<え?持ってませんけど。>とすっとぼけな顔。
マダム<メールで受け取ってるはずだから見てみて!>

なんとも呑気なお姉さんだな(苦笑)。
みんなを待たせてるなんてことは全く頭にないだろう。

ボンジュールもデゾレ(ごめんなさい)もなく席についた彼女。
まぁ、そんなものでしょう。

さて、席にはそれぞれタブレットが置いてあって、名前や登録番号などを入れ、自動車の試験を受けるのか、二輪車なのか選択する。
その日は船舶免許を受ける人はいず、二輪車は私のみ。
他の7人は自動車免許。

マダムが<あなたはみんなより試験時間が5分から10分長いからね。>
だって。
自動車より質問数が多いのかな。

まずはタブレットの使い方に慣れるため、お試し問題に3問解答する。
そして、いざ本番!

二輪車試験は全40問、そのうち10問はビデオ形式。5問まで間違ってよし。

試験が終わると質問内容はすぐ忘れるタイプなのであんまり覚えてないけど、

Q / 夜間は視力が落ちる。 イエスかノーか?

Q / 田舎の狭い対向車線で大きなトラクターが前をゆっくり走っている
ビデオが流れ、今この状況で追い越しする。  イエスかノーか?

Q / 認可の手袋をせずに走行した場合の罰則は以下のどれか?複数回答可
A 罰金
B 減点
C バイクの不動措置

Q /  アルコールを1杯飲んだ時点で感覚が鈍るが、
初心者期間に血中0.2g以上のアルコールが検出された場合の罰則は?
A 罰金135ユーロ + 減点6点
B バイクの不動措置
C 免許の無効

簡単な問題からちょっと曖昧に思えるものまであって試験後は受かった自信がなかった。。。
24時間後に結果がメールされてきますからね!とマダム。

ところで、本当に疑問なんだけど、アルコールを1杯飲んだ時点で感覚が鈍るって言ってるくせに初心者期間でもアルコール摂取が0.2gより下ならオッケー。
初心者期間が終わると血中アルコール0.5gまでお酒を飲んで良し。
だから、カフェやバーで提供される1杯のお酒はワインでもウイスキーでも
1杯飲んだら0.2から0.25gの血中アルコールで治るように量が調整されているそう。
事故の原因トップにアルコールが挙げられるのに完全に飲酒禁止にしない
ところが意味不明。
ワインの消費量を減らすのが問題になるからなのか、罰金を取りたいからなのか?
とにかく、フランスではワインやビール、ウイスキー1、2杯飲んで運転するのは至って普通。

明日の試験結果が来るまでなんとなく落ち着かないけど
今更何もできないのでパリに住む友人と久しぶりにランチするカフェへ!



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