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グラン・サン・ベルナール峠、続き。
スイス側からイタリア側へ歩き、カフェへ。
前回同様、イタリアびいきの私たち。
湖畔の地元らしいカフェバーへ。
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ちょうど会いたテーブルがあったので店員さんに了解を得て座る。
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シルヴァンはホットチョコレート、私はイタリアの白ワイン。
フランス産よりミネラル感が少なく、華やかな香り。
イタリアのホットチョコレートはどこでも超濃厚なんだな!
フランスのカフェで出されるココアパウダーを牛乳で溶いただけの不味いのとは大違い!
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湖畔に数軒立っているお土産屋のスタンドでセントバーナードのぬいぐるみがたくさん並んでる。
いい歳してぬいぐるみもないよな〜と思いながらも口の曲がった何とも
可愛いぬいぐるみに惹かれる。
シルヴァンが
<本当は欲しいんでしょ!?>と言ってプレゼントしてくれた。
売店の店主が <名前入れられますよ。なんて名付けます??>
急な命名で全く浮かばず悩んでいると、
<バリーって名前の犬が1800年代にたくさんの登山者を救ってこの辺では有名なんですよ。>
と助け舟を出してくれた。
<じゃ、バリーでお願いします!>
といことでバリーが我が家に仲間入り♡
ホスピスに戻ってインターネットのつながるサロンで翌日の下調べをして
(何しろ山は電波が悪くてお店やマップを調べたりするのに一苦労。。。)
夕方のミサへ。
シルヴァンはクリスチャンだからどんなものか知ってるし、行っても行かなくてもいいよと。
私はなるべくいろんなものを経験したいから、とシルヴァンを誘って参加。
聖書を渡され、言われたページを開き、みんな歌ってる。。。
私は聞くのみ。
後半は静寂の中で黙祷。
結構黙祷が長かったな。
夕飯後のミサもあるけど、もうミサはこれで満足だわ。
と言うことで、夕飯の会場へ。長テーブル2台に20人程の宿泊者。
夏だったら考えられない少人数。
隣に座った60代くらいのムッシュは一人で毎年どこかしらの巡礼路を歩いているそうで今回は北フランスのカレという街からローマまでの巡礼路を2ヶ月ほど歩いている途中だそう。
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イギリスのカンタベリーからこの巡礼路は始まるらしい。
私がサンチャゴ・デ・コンポステラの巡礼をしたいと話すとムッシュはいろんな巡礼路から何度も行っていると!
そして私が日本人だとすぐにわかったようで、日本でお遍路さんをまわりたい!と言っていた。
すごい体力と精神力だわ!
私たちみたいに車で来てる人もいるけど、歩いてきている人が半分以上だったかな、みんなすごいな〜!
夕飯の写真は遠慮して撮らず。。。
前菜は 野菜のポタージュに手作りのパン、
メインは コルドン・ブルー(チーズを挟んだハムカツみたいなもの)と
蒸し野菜、
デザートは バニラアイスに生クリームのせ。
シルヴァンがこれで終わり?ってくらい
食べた気がしない夕飯が出てくるって言ってたから
野菜のポタージュで終わりかと思ったら
とんでもない、お腹いっぱい!
星がたくさん見えるかも?と外へ出てみる。
思ったほど見えなかった上に寒くて早々ギブアップ。
再度インターネットを繋ぎにサロンへ。
サロンにはトランプなどのゲームや雑誌、本が並んでいて
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クリスマス時に見かけるクレッシュもあった。
ここでは一年中飾ってあるらしい。
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歩いてきた人たちは疲れていて寝るのも早い。
私たちも就寝前の身支度を済ませ、20時半には就寝。
(自分も含め?)数人のイビキが断続的に聞こえる。
こういうところではなかなか寝付けない私。
結局、かなり浅い眠りで疲れたまま朝を迎えた。
シルヴァンはぐっすり眠れたらしい。
今日の運転は任せよっと!
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紅茶、コーヒー、ホットミルクが大きなピシェに入って置かれてる。
パンとバター、アプリコットジャムをみんなで分け合う。
こういう場所に来る人たちは気取ってなくて気さくで良い。
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朝の誰もいない湖。
静かで空気はピンと冷えて気持ちいい。
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すぐに雲が広がってきてしまったけど、早く出てきてよかった!
同じ部屋にいた母娘が徒歩で出発するところだった。
今日はイタリア側へ歩き進むそう。
小学校低学年でこの体験をさせてくれる親がもてるのは幸せではないか?
学校では得られない、貴重な経験が得られるだろう!
お互いに 良い旅を!ボン・ボワイヤージュ! と言ってお別れ。
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私たちも車でイタリア側からフランスへ帰路に着く。
なんでイタリアはこんなに素敵なんだろう。
せっかくイタリアを通過してるから美味しいコーヒー飲みたいよね!と
途中、ホテル内のカフェで休憩。
さらにアオストの街で寄り道。
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前回、アオストに来た時、このカフェがレトロで気になると思っていた。
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内装はアールデコで素敵。
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イタリアのホットチョコレートが濃厚で最高に美味しいと知ってから
フランスのカフェで飲むホットチョコレートは本当にいただけない!
と思うようになった。
もちろん、フランスでもちゃんとした美味しいホットチョコレートを出す店もあり。
でも値段はイタリアの倍以上する。
イタリアとの国境を越え、フランス側へ。
フランスにはプチ・サン・ベルナール峠がある。
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9月に入るともう閉めてしまうのか?
プチ・サン・ベルナールの宿泊施設は人気もなく、このグレーのコンクリートの冷たい建物が牢獄みたいで、、、泊まる気にはならないな。。。
ホームページを見る限り、中は綺麗そうなんだけど。
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途中から何度か通った見覚えのある道になって地元に帰ってきた感。
ボーフォールの街によってチーズを買って帰ろうと思ったら棚卸しの日でお店はお休みだった。
残念・・・
何はともあれ、またまたシルヴァンのおかげで一つ、
やりたいことが叶った。
ありがとう!