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世界からお金がなくなればいい
お知らせ
林さんが書いた新しい小説が上梓されました。ぜひお読みください。
今回の「ワイングラスのむこう側」は、お金のお話です。世界中の人たちを悩ませる、お金の問題を考えます。
原価率と価格の差を、お客様は認識しづらい
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
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先日、MXテレビの番組で、「2000円の本は高いかどうか」という議論をしていました。その番組で新潮社の編集者・中瀬ゆかりさんが、「研究者が一生かけて研究した内容が2000円で買えるって考えようによっては安いわけですし」と解説していました。
確かに考えてみれば、2000円ってすごく安いです。本はその人の人生を変えるような出会いもあるわけですし、2000円で人生が変わるならやっぱり安いと思います。この「紋白蝶」も有料なわけですが、こういうものが安いのか高いのかって人によって価値観はそれぞれなので難しいところです。
以前、僕のバーでスパークリングワインのミニボトルを400円で仕入れて、それを1200円でお出ししていたんですね。それをあるお客様が、「林さん、このスパークリングワイン、酒屋で400円で売ってるの見つけちゃったよ。1200円で出すって高過ぎじゃない?」って仰ったんです。
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