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Stairs

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定期的に開催している経営や事業開発に関する勉強をコツコツ少しづく階段を登っていくように進めている勉強会「Stairs」に関するメンバーの記事をまとめています。
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記事一覧

経営者は社会の孤独な放浪者

「誰にも相談できない中小企業のお金トラブル解決大全」 古山喜章 大学卒業後、兵庫県の中堅食品メーカーに入社。主に管理部門のキーマンとして活躍、さまざまな経営改革や制度導入にたずさわる。2005年、経営コンサルタント井上和弘氏が率いる、株式会社アイ・シー・オー コンサルティングに参画。また、日本経営合理化協会主催「後継社長塾」の副塾長を務め、後継者から〈どんなことでも相談できる頼りになる講師〉として人気を博している。 序文 今回読んだ本はお金にまつわるあれこれ。 経営者の

転石苔を生ぜず、 会社を生かすためには

とにかく仕組化 - 人の上に立ち続けるための思考法 著者:安藤 広大    株式会社識学代表取締役社長。1979年、大阪府生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社NTTドコモを経て、ジェイコムホールディングス株式会社(現:ライク株式会社)のジェイコム株式会社で取締役営業副本部長等を歴任。2013年、「識学」という考え方に出合い独立。2019年、創業からわずか3年11ヶ月で東証マザーズ上場を果たす(現在はグロース市場に移行)。2023年5月現在で、約3500社以上の導入実績があり、

コンビニ、で笑顔を見せるということ

コンビニオーナーぎりぎり日記 著者:仁科 充乃 30代でフランチャイズオーナーとなり、以降30年間にわたってコンビニの最前線で奮闘する著者による、怒りと悲哀と笑いの記録。「〜昨晩10時からワンオペ勤務、夫が来たら交替します〜」・・・・休日が取れなくなって、今日で1000日を超えた。 序文 今回書店でふと見かけてジャケ買い。 シリーズ化されている書籍で、様々な職業に就かれているその道のプロが、仕事にまつわる酸いも甘いもを教えてくれる書籍となっている。 就活生がその腹の

ガウディに学び、時を踏みしめる

時の中の自分 著者:外尾悦郎 1953年、福岡県生まれ。サグラダ・ファミリア聖堂彫刻家。京都市立芸術大学美術学部彫刻科を卒業後、中学校・高校定時制非常勤教師として勤務ののち、78年バルセロナへ渡る。彫刻家として認められ、アントニ・ガウディの建築、サグラダ・ファミリアの彫刻に携わる。2005年、アントニ・ガウディの作品群として外尾悦郎の作品を含む「生誕の門」と「地下礼拝堂」がユネスコの世界遺産に登録される。リヤドロ・アートスピリッツ賞、12年ミケランジェロ賞、20年文化庁長官

らしさ、で暮らせる才能

世界一やさしい「才能」の見つけ方 著者:八木 仁平 早稲田大学商学部卒業。大学卒業後、新卒フリーランスのブロガーとして生計を立てる。お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。株式会社ジコリカイを創業し「1つ受けるだけでやりたいことが見つける講座を作りたい!」という想いから、3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」を提供。そのノウハウを書籍化した『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は中田敦彦のYouTube大学でも紹介され、30万部を突破。

USJの成功、マーケティングで時流を掴む

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方―成功を引き寄せるマーケティング入門」 著者:森岡 毅 神戸大学経営学部卒。96年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネージャー、ウエラジャパン副代表などを経て、2010年にユーエスジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったユニバーサルスタジオジャパンをV字回復させる。12年より同社チーフ・マーケティングオフィサー、執行役員、マーケティング本部長 序文 私が初めてUSJを訪れたのはオープンし

言葉はこころを顕現し、こころ変われば会話が変わる。

「人は話し方が9割」 著者:永松茂久 大分県中津市生まれ。日商平均25万円を売るたこ焼き屋として、メディアで大反響になる。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人財育成には定評があり、「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして多くの若者から圧倒的な支持、累積動員数は述べ25万人にのぼる。 経営、講演だけではなく執筆、人財育成、出版スタジオ、イベント主催、映像編集、コンサルティングなど数々の事業展開をこなす、メイドイン九州の実業家

[ブックレビュー]学び効率が最大化する インプット大全

3回目のビジネス書のブックレビューになります! 今回の本は精神科医である樺沢紫苑さんの著書である… 「学び効率が最大化する インプット大全」 という本です。 インプットに課題あり!学び疲れの現状を打開するためには。 今回の本は、題名通りインプット、つまり私たちが得る情報の取り込み方そして”モノ”に仕方について書かれたものです。 実は前回、同じ著者が書かれた本でアウトプット大全という本を読みました。その直後にこのインプット大全を実は読んではいたのですが・・・アウトプッ

トヨタ、に学ぶトップのコミュニケーション術

「トヨタの会議は30分」 著者:山本大平 新卒でトヨタ自動車に入社し、長らく新型車の開発業務に携わる。トヨタ式問題解決手法をさらにカイゼンし、統計学を駆使した独自のマーケティングメソッドを開発。企業/事業の新規プロデュース、ブランディング、AI活用といった領域でのコンサルティングを得意としている。これまでにアコーディア・ゴルフ執行役員CMO、DMM.make AKIBA戦略顧問、BNGパートナーズ社外CMOなど、要職を歴任/兼任中 叙分 良い会議をするには、会議の内容を

Stairs新潟研究会2023.03

Stairsの第1回目のイベントとして、 新潟の日本酒イベント「新潟淡麗 にいがた酒の陣2023」と、 リノベ変革を成し遂げた「沼垂テラス商店街」見学会に行って参りました。 ※Stairsとは、家業をもつナウでミドルな後継ぎで結成した勉強会です。 新潟淡麗 にいがた酒の陣2023 こちらは新潟で開催される中でもかなり人が集まるイベントです。 今回は、コロナ明け約3年ぶりの開催となります。 確かに、宿泊施設がどこもパンパンで中々予約が取れませんでした。 それだけ他県から

捨てる、その先の空白

「ぜんぶ、すてれば」 著者:中野善壽 伊勢丹、鈴屋で新規事業の立ち上げと海外進出を成功させる。その後、台湾へ渡り、大手財閥企業で経営者として活躍。2011年、寺田倉庫の代表取締役社長兼CEOに就任。大規模な改革を実施し、老舗の大企業を機動力溢れる組織へと変貌させた。 叙分 初めて天王洲アイルに行ったのは数年前。 当時より話題となっていた寺田倉庫が改革を進める主戦場、天王洲アイルのカフェにて知人が出展するということで、是非見に行きたいとお願いした。 なんだか幕張に似

[ブックレビュー] 学びを結果に変える アウトプット大全

2回目のビジネス書のブックレビューになります! 今回の本は精神科医である樺沢紫苑さんの著書である… 「学びを結果に変える アウトプット大全」 という本です! アウトプット大全て何?どういうこと?今回の本ですが、とにかくアウトプットに特化した本になります。 そんで、”アウトプット”って何って話になると思います。 私の中でのアウトプットという言葉の定義は、考えを整然と可視化、認識できる状態にすることだと思っていました。 そして、個人的にはこの「整然と」という部分がハード

センスメイキング 本当に重要なものを見極める力

センスメイキング 本当に重要なものを見極める力 著者:クリスチャン・マスビアウ(Christian Madsbjerg) ReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨーク支社ディレクター。 ReDは人間科学を基盤とした戦略コンサルティング会社。コペンハーゲンとロンドンで哲学、政治学を専攻。ロンドン大学で修士号取得。 叙分     現代社会においては、STEM(科学・技術・工学・数学)や「ビッグデータ」からの抽象化(具体的な部分を切り捨てて特徴を理解しやすくする為要約化すること)

Stairs 2

【地政学について】 政治的戦略やビジネスにおいて、地理的な優位点をいかにつかみ他に対してのアドバンテージを保持できるか。習近平の掲げる一帯一路構想は誰しもが耳にしたことがあるが、これもまさに地政学に基づいたものである。 「海を制する者は世界を制する」 一般大衆に浸透しやすく、指針としても機能する非常に優秀なパワーワードである。近年では多くの軍事産業がその幅を宇宙にまで伸ばしていることから「宇宙を制す者は~」へと変化を遂げているようだが、少なくともビジネスにおいてはまだ先