ゆたぼんの「餓鬼畜生」発言のヤバさ
あまりゆたぼんの話題を拾いたくないのだが、
仏教好きの僕としては触れないわけにはいかない内容なのだ。
先日、ゆたぼんが某お寺の写真を使って「アンチのことは餓鬼畜生というらしい」と神主さんが言っていたというツイートがなされた。
挙句違うYouTuberに言い訳をメールしているのだが、
お寺はイメージ映像で神主さんのいる神社は別だというものだ。
これは何重にもヤバい。
まず、お寺にいるのはお坊さんであって、
神主ではない。神主がいるのは神社なのだ。
そこがまずおかしい。
神道と仏教の差がわかっていないのだろう。
中学生に理解しろというのも難しいと思うので、
宗教の話題はセンシティブなものだから
そもそも触れない方がいいというのが、
普通に働いている大人の対応だ。
周りの大人がダメなのだろう。
まぁ昔は神仏習合と言って、
神社とお寺が混ざったものはあったので、
日本の文化だということかもしれないが、
基本的にそれらは明治時代に分離されている。
(儀式としては残っていたりする)
そして神主が「アンチは餓鬼畜生という」と言ったとのことだが、
これもヤバい。
そもそも餓鬼や畜生というのは仏教の教えの話なので、
神主はそんな発言をするわけがない。
もししたのならその神主は神道から追い出されるだろうし、
仏教の世界からもかなり叩かれると思う。
それも神主とお坊さんの見分けがつかなかったとしよう。
髪の毛のあるお坊さんもいるので。
だとしてもおかしい。
餓鬼や畜生というのは仏教の六道の教えから来ている。
天道、人間道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のこの六道から来ている。
この畜生道にいるのが畜生、基本的には人間以外の動物を指します。
餓鬼は餓鬼道にいる常にものを欲している亡者のことです。
生前の行いで生まれ変わるところがどこになるのか、
よりよくなるために生前にいい行いをしましょうというものだ。
そう、餓鬼と畜生は全くの別のもので、
並列しては書かなし、説いたりもしないのだ。
つまり「アンチは餓鬼畜生という」という発言をお坊さんがしても
かなりヤバいし、
お坊さんが餓鬼畜生を並べて発言するわけがないのだ。
つまり、これらの発言は完全に創作で、
ゆたぼんないし、その親が勝手にしていることになる。
それは勝手にしたらいいのだが、
お寺や神社を貶めるたり、迷惑になるようなことは本当にやめていただきたい。
・仏教と神道をごちゃ混ぜにしている。
・神主は仏教の教えを語らない。
・お坊さんは餓鬼と畜生を一緒にしない。
これらの理由からこの発言はゆたぼんないし、
周りの大人の創作発言であることは間違いないと思う。
創作などの発言がダメだとは思わないし、
演出があることだとは思いますが、
宗教を絡めるのは得策ではないと思う。
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