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朝山実
2019年5月21日 11:38
『団地と移民』(KADOKAWA)というノンフィクションを書いた安田浩一さんのこと。 安田さんは、『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)をはじめ、社会派ルポを本領とするノンフィクション作家というふうに見られている。間違いないのだけれど、安田さんにはカチッとした枠組みからコボレオチルものをすくいとろうとするライターとしての癖がある。脇道にそれかかる。その先々で発見をする。そういう
2019年5月17日 09:21
「メシ通」というweb媒体初仕事で、「しょぼい喫茶店」を取材させてもらった。 西武新宿線「新井薬師前」駅から徒歩5分。住宅地に隣接した道路沿いにあり、店名が「しょぼい喫茶店」。店主は24歳の若者で、その彼が書いた『しょぼい喫茶店の本』(百万年書房)という本のインタビューだった。 本の内容をかいつまむと、就職活動がうまくいかず「会社に向いていない」と落ち込んだところから、ネットで見かけた「しょ