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面接だけじゃ見えない!企業文化を掴むための方法とは?

皆さんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。一気に気温が秋めいてきて嬉しいものくろくんです。
前回人脈作りの大切さと今すぐできることについてお話ししていきました。
人事職以外でもさまざまなキャリアの道を築くためにも非常に重要なことだと思いますのでぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
前回のお話はこちらから。

さて、今回は「企業文化」の見極め方についてお話ししていこうかなと思います。
キャリアについてしっかりと考えていきたい方々にとって次の職場がどのような文化を持っているか非常に重要視したいところですよね。
面接以外にも意外と見極める方法は存在していますので、ぜひ今後の転職活動に役立ててみてください!


そもそもあなた誰?というところはこちらをご覧ください。

自己紹介

企業選びの際に、多くの人が重視するのが「企業文化」です。
一生懸命頑張って選考の準備をして無事合格しても、職場の雰囲気が自分と合わなかったら働き続けることは難しいと思います。

もちろん今の時代、「少なくとも3年は働いたほうがいい」という意見はもう古い!という意見もごもっともだと思います。こうした「長く働き続けることが全てではない」というカルチャーは世間的に徐々に定着していますが、現場の人事としてはいまだに「一つの職場で数年間働き続けているか否か」は書類選考時に着目するポイントだなと感じています。

そんな中、短期離職のリスクをできるだけ避けるために「企業文化」が自分とマッチしているかはよくチェックしておくべきと言えます。

ただ面接だけでは企業の本当の姿を完全に把握するのは難しいですよね。
私も人事の仕事を通じて自社の良い面をアピールすることが多いので、実際の企業文化とのギャップを感じさせないよう気を付けています。

今回は、面接だけでは見えてこない企業文化を掴むための具体的な方法について、私の経験を交えながらお話しします。
就職活動や転職活動をしている皆さんにとって、企業文化を知ることは自分に合った職場選びに欠かせない要素です。
この記事を参考に、次の企業選びに役立ててくださいね。

実際の企業文化を知る方法

面接以外の機会を活用する

面接だけでは企業の全体像を掴むのは難しいため、企業の実際の業務環境や働き方を垣間見ることができる場に参加するのが有効です。例を挙げると以下の通りです。

  • インターンシップ

  • 会社説明会

  • オフィス見学

  • 就活イベント(フェア)

私も就活時代、多くの採用イベントに参加した中で気になる企業があった場合、会社説明会のみで終わらずにオフィス訪問ができないか確認をしていました。実際にある企業の訪問を通じて会社の雰囲気や社員同士の関係性を見学させてもらい、社員同士のコミュニケーションがフランクな様子で行われている様子を見て、その企業がフラットな文化を持っていると感じました。

さらに、採用イベントフェアでは面接では聞けない話を気軽に尋ねることができるので時間に余裕がある方は参加することをお勧めします。
私は学生時代、複数の企業が参加する就活フェアに参加し、その場で現場社員に日常的な業務内容や人間関係について質問しました。
ポイントは「人事」に聞くのではなく「現場社員」に聞くことです。

当たり前ですが、人事は「聞こえのいいこと」しか言いません。笑

もちろん全ての人事がそうだとはいいません。
現企業の課題感や懸念をしっかりと話す正直な方もいます。(私も入社後のミスマッチを防ぐために実際そうしています)
ですがその後に必ず今後の展望(=いいこと)の話に持っていきます。
なぜかというと求職者に対して「キャリアを提案する営業職」になってしまっている人事が多いからです。
営業職は、顧客に対して自社の商品やサービスのメリットを最大限に伝え、購入を促しますが、それと同様に人事職は求職者に企業の魅力や成長機会、働く環境の良さをアピールし、入社を促す役割を担っています。

「良い人材に入社してもらいたい」という思いが企業文化の実情を隠してしまう、ということも実際にあるのです。

現場社員との会話で企業の本音を探る

上記のような理由で、ぜひ就職先を探す際は「企業の実態」を見極めて欲しいと思っています。そこで現場社員と話す機会を設けてもらうよう依頼をすることが非常に重要です。

特に企業文化を理解するために、企業ホームページに記載されているような表面的な情報だけでなく、企業の本音を探るための質問力も大切になってきます。(質問力については別記事で展開します!)

実際に私が採用イベントに参加した際も、現場で働く社員が実際にどう感じているかを知るために意識して質問を工夫していました。
実際に質問していた例をご紹介します。

【企業文化が社内に浸透しているか確認する質問】

  • 一緒に働いていて、『この人は会社の文化を体現しているな』と感じる社員はどんな特徴を持っていますか?

  • この会社で働いていて、特に誇りに思った瞬間や、企業文化が明確に表れた経験はありますか?

  • 日常業務の中で、企業の価値観や理念を意識する瞬間はどれくらいありますか?

  • 新人や中途社員が、企業の文化に馴染むのに時間がかかることはありますか?その理由は何だと思いますか?

  • 業務上、企業の価値観に反する行動や発言があった場合、どう対応されていますか?

【上層部(上司)と現場職員の関係性を確認する質問】

  • 上司や経営層が企業の価値観をどのように示し、現場に伝えていると感じますか?

  • 上司との意見の相違がある場合、どれくらい率直に意見を言えますか?

  • 上司が現場の意見をどれくらい真剣に聞いていると感じますか?最近の例があれば教えてください。

  • 重要な意思決定の場面で、現場の意見が反映されたと感じたことはありますか?

  • 上司とカジュアルに話せる機会や場面はどれくらいありますか?」

  • 上司が現場の働き方や困難にどの程度理解を示していると思いますか?か?

【従業員同士の関係性を確認する質問】

  • 過去に失敗したプロジェクトや取り組みについて、どのように受け止められ、どのような対応がされましたか?

  • 最も忙しい時期や困難な状況で、チームがどのように協力し合ったか教えてください。

  • 新入社員や中途入社の社員が、社内に馴染むまでのプロセスやサポートはどのようなものですか?

私は人事として、採用活動で候補者からの質問を受ける場面が多くありますが、このような深掘りした質問をする候補者は、企業理解が深く、より意欲的であると感じます。

ただし、1社員が上記の質問を的確に答えられるかというとなんとも言えないところです。
経営者と人事職以外の社員が企業文化を日々の業務の中で意識的に考えている人は少ないからです。

それでも現場社員に質問することは非常に価値があります。
なぜなら、実際にその職場で働く社員の声から得られる情報は、企業ホームページや会社説明会では得られない「その企業の現実」だからです。

現場社員へ質問することで企業の本音や文化の核心に迫ることができます。ぜひそう言った機会がある際は積極的に質問をして、表面だけではわからない情報を得るようにしましょう。

採用プロセスを分析してみる

実は選考のプロセスそのものも、企業文化や価値観を知る手がかりです。
これは私が他社の採用担当の方と情報交換する時に顕著に感じました。
面接の進め方や質問の仕方、フィードバックのタイミングなど、企業の文化が反映されている部分が多いと感じたからです。

例えば、フラットな組織文化を持つ企業では、面接の場でも上下関係を意識せず、リラックスした雰囲気で進行されることが多く、反対に厳格な企業では、面接の進行や質問も厳しく、評価基準が明確に設定されています。

また、面接の場での質問内容やフィードバックの質も、企業文化を見極める重要な要素です。

例えば、社員の育成を重視する企業は、面接時に候補者の成長意欲やキャリアビジョンに対して細かく質問を行い、その後のフォローアップも充実しています。逆に、短期的な成果を求める企業は、即戦力としてのスキルや経験に重点を置いた質問が多くなる傾向があります。

私が実際に採用に関わる中で感じたのは、採用のプロセス自体がその企業の文化を映し出す鏡であるということです。
フィードバックの内容、質問の深さ、面接の進行スタイルなど、細かな部分に企業の価値観が現れます。選考に進む際にはしっかりと選考フローを把握、観察し、自分に合った企業を見極める材料にすることが大切です。

最後に

今回は企業文化を知る方法についてまとめてきました。

本日のまとめ

企業文化を知るためにはさまざまな場面から情報を得ることが重要です。
今回ご紹介したように、面接以外の機会をぜひ有効に活用してみてください。皆さんが自分に合った職場を見つけ、そこで成長できるよう心から応援しています。

今後はもう少しラフ(?)な内容を書いていこうかなと思ってます!
今までは人事っぽいことをお話ししてきたので、「気にしい」の私が周りを気にせず楽しく仕事をできるようになったポイントとか紹介できたらいいなと思ってます。
私みたいに、頑張りすぎて心を壊してしまう人を一人でも減らしたいという思いでブログを発展していきたいなと思ってますので・・!

では今回は以上です!
これからも皆さんのキャリアに役立つ情報を発信していきますので、引き続きブログをチェックしてくださいね!

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